昨日(13日)、牛久市の「介護の日」ということで、元フジテレビキャスターである黒岩祐治さんの講演があった。黒岩さんと介護というのは結びつかないというのが私のイメージだったが、講演を聞いて感銘を受けた。
まず、黒岩さんのお父さんについての実話である。お父さんは余命2ヶ月といわれていたが、漢方医療で寿命が2年延び、しかも死の直前までビールを飲み、ステーキを食べていたという。まさにピンピンコロリである。
西洋医学はデータを観て診断するが、漢方医学は人間を見て治療するのだという。データよりも医師が自分の五感で患者をみて処方を決めるのだそうだ。従って、西洋医学ではすぐにガンを切り取ってしまうが、漢方医学の場合は患者の精神状態も含めて、患者に一番負担のかからない処方を考えるのだという。
これは私の趣味であるオーディオとも共通している。オーディオでもデータで素晴らしい機器が耳で聴いて本当にいいかというと、そうでもない。つまり、データよりも、人間の感性が大事なのだと思う。
ところで、講演のときの黒岩さんのなんと生き生きしていること。それは彼がフジテレビを退社して、自分の好きな医療福祉分野で活動しはじめているからだろう。
最近は西洋医学と東洋医学の統合ということが叫ばれ、政府主導の研究委員会ができたが、黒岩さんはその班長に指名されたという。
黒岩さんはこれからの医療介護の分野で大活躍をするという予感がした。
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