2019年7月28日日曜日

住みよさランキング「にかほ市」1位(北海道・東北)

東洋経済新報社が全国812都市を対象に公表している「住みよさランキング2019」がこのほど発表された。評価項目は安心度、利便性、快適度、富裕度の4項目。
 驚いたことに北海道・東北ブロックで秋田県にかほ市が第1位となった。にかほ市についてのコメントは以下の通り。「秋田県の南西部に位置し、南に鳥海山がそびえ、西は日本海に面する。人口2万4000人の田園都市だ。創業者がにかほ市出身である関係から、電機メーカーTDKなどが立地する工業都市でもある」安心度、富裕度で高い評価を得ている。TDKがにかほ市(旧・平沢町)に誕生し
たのは1935年、漁業と農業の町は84年後、農業と工業の町に変貌した。TDKの創業者、斎藤憲三は「農工一体の町」を目指したが、それが実現したのである。
 ちなみに関東で上位を占めたのは茨城県(つくば、守谷)栃木(下野、宇都宮)群馬(太田、富岡)埼玉(ふじみ野、宇都宮)千葉(印西、成田)東京(文京区、渋谷区)神奈川(鎌倉、海老名)だった。

 全国総合ランクを見てみると次のようになる。1位・白山(金沢)2位・文京区(東京)3位・野々市(石川)4位・福井(福井)5位・倉吉(鳥取)6位・敦賀(福井)7位・黒部(富山)8位・能美(石川)9位・魚津(富山)10位・駒ヶ根(長野)11位・四万十(高知)12位・郡上(岐阜)13位・かほく(石川)14位・印西(千葉)15位・七尾(石川)16位・小松(石川)17位・北杜(山梨)18位・渋谷区(東京)19位・合志(熊本)20位・金沢(石川)21位・にかほ(秋田)22位・下松(山口)23位・大阪(大阪)24位・新宿区(東京)25位・武蔵野(東京)
 日本海側の都市が多いのは意外だった。

2019年7月25日木曜日

世界遺産「富岡製糸場」

23日(火)は小生の住む団地、刈谷地区ベテランズ(老人)クラブ、日帰り研修旅行に参加した。
目的地は群馬県富岡市。世界遺産「富岡製糸場」の見学である。8時出発。牛久・つくばインターで高速に乗る。隣の席はFさん(80才)。現役時代、郵便局の管理職をされていたという。異業種の方の苦心談をうかがいながら目的地に向かう。
11時、富岡製糸場に到着。われわれと同年代と思われるガイドさんの案内で製糸場をまわる。群馬は古くから養蚕、製糸、織物といった絹に関する営みが盛んだった。同場は明治5(1872)年、
日本初の官営模範工場として誕生。フランス人が技術指導に当たった。当初はフランス人の飲むワインを血と思い込み「富岡製糸場へ入場すると生き血をとられる」というデマが流れ、工女が集まらなかったという。最盛期には繭から生糸をとる工女が500人いたという。年齢は13才~25才。平成26(2014)年、世界遺産に記載される。
製糸場の見学が終わると、道の駅「甘楽」で昼食。その後、「こんにゃくパーク」に寄り、こんにゃくづくしのバイキングを味わう。こんなにこんにゃくって美味かったかなあ。
14:30富岡を後にし、帰路に着く。圏央道が開通したお陰で、17:00には牛久・つくばインターに到着。便利になったなあ。
市のバスを利用したお陰で旅行参加費¥3,000。当日は長雨が上がり、群馬は30度の猛暑。昼食時のビールは五臓六腑に沁みました。参加者39名。研修担当役員の皆様、お世話になりました。

2019年7月19日金曜日

70万枚売れた、2002年小澤のニューイヤーCD

レコード芸術5月号「レコード誕生物語・その時、名盤が生まれた」は衝撃的な記事だった。クラシックCDの売り上げの20%~40%がカラヤンもの(4/29ブログ)にも驚いたが、それに続く驚きだった。
 ”それまでの日本でのウィーンフィルの「ニューイヤー・コンサート」のCDの売上は、よくて1万枚。時によっては5千枚ほどでした。”元・ユニバーサルミュージック プロデューサー篠原良さんの言葉である。毎年、世界的に著名な指揮者が指揮し、全世界でテレビ中継される同コンサートの
CDが5千~1万とは・・・!クラシックCDは500枚売れればいい方と噂には聞いていたが、どうやら本当のようだ。
 篠原さんは2002年小澤・ニューイヤーの販売に携わった。篠原さんにデッカの社長コスタからメールが入る。「次のニューイヤーは99%(小澤)征爾になる。俺に協力してくれ。日本で何枚売ってくれる」篠原さんは営業や管理部門の大反対を押し切り5万枚という破格の数字を提示した。コスタからのメール「ありがとう。日本とオーストリアの数字を合算すればリリース権を獲得できるかもしれない」数日後「CDのリリース権は獲得できたが、映像は獲得できなかった」
 この映像権を獲得したのは、なんと、TDKの子会社「TDKコア」だった。ダメモトで5千枚のオファーをしたところTDKに転がりこんだ。2002年、私はTDKコアで定年を迎える。外人記者クラブで定年祝賀パーティが行われた。80名が参加。私が去る時、会場に小澤・ウィーンフィルのラデッキー行進曲が流れた。
 ところで、小澤のニューイヤーCD(約2千円/写真・上)は70万枚売れたという。この記録はクラシック部門の新記録であり、今後も破られることはないだろう。と、篠原さんは語る。TDKコアのDVD(約4千円/写真・下)売上も10万枚を超えた。この記録も破られることはないだろう。

2019年7月10日水曜日

テレビの寿命は10年!(下)石川遼、歓喜のⅤ

(イーグルⅤパットを決め、バンザイの石川遼)
6日(土)家電量販店のチラシを見て驚いた。2日¥206,500で購入した商品と同じ型番の商品がなんと¥162,800という価格になっている。しかも5年間無料保証、価格はご相談下さい。とある。価格差¥43,700・・・。
 パナソニックに電話をした。「こんな商売をしたら御社の信用にかかわるんじゃないの」「価格表示については販売店さんの自由で、当社は関与できません」「ちょっと待って下さい。¥206,500という価格は御社が作った”パナソニックおみせ特選カタログ”に表示されているものですよ!」暫く待たされて「あ、お客様の指摘通りでした・・・しかし、この件については・・・」「つまり客側の自己責任ということですね」ということで引き下がった。今後はパナソニックといえども気をつけよう。ただ、このような状況がまかり通ると街の電気屋さんはますます苦境にたたされるのではないだろうか?

 
(プレーオフ18番ホール2打目を打つ石川遼)
8日(日)新しいテレビで、日本プロ選手権を視て興奮した。15番ホールまで、トップを走るハン、ジュンゴン(韓国)と石川遼の差は3打差あった。優勝はダメだろうと思っていたら、17番ショートホールでハンが池ポチャのダブルボギー。石川と並ぶ。プレーオフで遼が劇的なイーグルパットを決め、3年ぶりのⅤに輝いた。

2019年7月3日水曜日

テレビの寿命は10年!(上)

6月30日、テレビの電源を入れたが映らない。通信契約をしているJCOMに電話したところ、「それはウチの問題ではありませません。テレビの問題です」と軽くあしらわれた。早速、電気屋さんに電話した。「あ、畠山さん、これは寿命です。交換部品もありませんから買い換えるしかありません」。最近のテレビは部品がモジュール化(ヒト固まりの製品群)され、昔のように半田ゴテで部品交換すれば直るといった時代ではないのだ、ということを実感した。故障したらアウトなのである。1日の視聴時間にもよるが10年が寿命だという。「12年持ったんだから2年得しましたね」と電気屋さん。
 今まで見ていたテレビは12年前に購入したパナソニックのプラズマTV。37型だが、台も入れて40万円だった。家電部門担当大蔵省の家内はアタフタ。が、電気屋さんが持ってきたテレビのカタログをみて、顔が和らぐ。43型で19万円である。12年前、テレビは1インチ1万円といわれたが、今は1インチ5千円以下になっていたのである。
 これでは電気屋さんもメーカーも大変だなと思った。この10年で大手家電メーカーはテレビ事業から次々に撤退している。街の電気屋さんも元気がない。来年オリンピックがあるのに、4K、8Kといった高画質の映像が開発されているのに家電メーカーの株価は上がらない。デジタル化の進展によりあらゆる電気製品の価格が下がり儲けが少なくなった。皮肉である。
 49型の液晶テレビ(¥206,500)を購入することにした。液晶より、有機ELの方が画質がいいかもしれない。どうせだったら、もっと大型画面の方がいいかもしれない。しかし、技術の進歩は早い。10年先には、また買い換えることになるのだろう。迷ったあげくほどほどのところで決めた。