2019年10月25日金曜日

仙台牛たん、ミンスクの台所、秋田・中学同期会

23日、24日は超過密スケジュールだった。
23日、13時牛久発 東京へ向かう。上野駅の書店で「ステレオ」「レコード芸術」最
新号購入。15時、丸の内郵便局があるビルのB1、仙台牛たんの店へ。現役時代の同僚、中西君、藤井君と会う。両君60才後半。中西君はパナソニックの関連会社で活躍中。藤井君から新鋭ギタリスト・木村眞一朗君のCDいただく。
 18時、港区麻布台にあるレストラン「ミンスクの台所」(ロシア大使館向)へ。ミンスクは1991年、ソビエト連邦から独立宣言したべラルーシュの首都である。民族衣装のヴィクトリアさんが暖かく迎えてくれる。日刊電気通信・田村社長(62才)と電気業界の今昔について語り合う。その後、ヴィクトリアさんを交えてオペラ談義。(写真)田村さんはワーグナーを聴きながら原稿を書くという。ヴィクトリアさんはチャイコフスキーの「エフギニー・オネーギン」について熱っぽく語った。22時40分、東京八重洲発、酒田行きの深夜バスに乗車。
 24日、6時30分、終点、酒田港に到着。ここで自転車を借り、明け方の酒田の町を散歩、コンビニで弁当を買う。昨夕、ミンスクの料理だけだったので鮭弁が美味しかった。7時55分発、酒田発の電車に乗る。9時、本荘着。兄の車で施設にいる母に会い行
く。102才。77才で母に会える。幸せである。(写真)9時56分本荘発の電車で「にかほ」へ。千崎さんの車で「TDK歴史みらい館」に向かう。千崎さんが中心になり収集してくれた歴史資料を拝見。アーカイブスはTDKの企業文化を後世に語り継いでいく上で重要。企業の自分史である。千崎さんと「清吉そば」(たかしょう)を味わう。
 14時、本荘市内・安楽温泉で開かれた「石沢中学校同期会」に参加。卒業生75名、物故者18名、当日参加者18名。税理士をしている小松往夫君も浜松から駆け付けた。幹事の猪股君、大場君等の秋田組の皆さん、ありがとう。秋田発19時10分発、新幹線「こまち」に乗車。上野着23時58分。牛久着0時06分。

2019年10月18日金曜日

千年前に書かれた「源氏物語」


文藝評論家だけでなく音楽評論家としても名高いドナルド・キーン氏。キーン氏は日本が大好きだった。今年亡くなる前、日本国籍まで取得していた。そのキーン氏を日本の虜(とりこ)にしたのが「源氏物語」だった。
 キーン氏は18歳の時、ニューヨークのマンハッタンの書店で「源氏物語」に遭遇したという。アーサー・ウェイリーによる英訳版だった。
 ブログは書くがほとんど本を読まない小生だが、音楽評論家として尊敬していた米国生まれのキーン氏が「源氏物語」によって日本に目覚めたとあって、日本人である小生としても「源氏物語」とはどんなものか興味が沸いた。
 書店に行くと、豪華な装丁(クリムトの”接吻”をアレンジ?)の「源氏物語」が目に入った。(左右社・刊)ウェイリーの英訳版を和訳したものである。和→英→和である。これなら小生でも読めると思った。
 予想通りだった。平易である。面白い。男女間の心理描写、筋立ても見事である。ここで見落としてならないのは、登場人物の立ち振る舞いの繊細さであり、しなやかさである。キーン氏が魅了されたのはこの部分だった。西欧人であれば男女の間の会話もストレートであるが、源氏物語に登場する人物はどれも奥ゆかしい。
 能、歌舞伎、茶道等という日本の文化は1千年前に書かれた「源氏物語」、さらに「万葉集」時代から脈々と継承されたものだということが理解できる。
 「源氏物語」は紫式部が書いた。400字詰の原稿用紙で約2,400枚におよぶ長編。800首弱の和歌を含む王朝絵巻である。「世界最古の長編小説」とも言われている。全集を読み、味わうのは至難の業である。
 幸い時間はある。漫然とテレビのワイドショーに時間を費やすよりは先人の残した遺産に目配りをしたい。

2019年10月12日土曜日

「ノーベル賞」「世界陸上」「TDK」


「ノーベル賞」「世界陸上」「TDK」これ、関係ないようで関係があるようだ。
世界陸上ドーハ大会初日(9月27日)、TBSテレビを見ていて驚いたことがあった。TDKの石黒社長が「世界陸上を2029年までサポートします」と宣言したのである。TDK・OBとしては「そんな先のことまで契約して大丈夫な
の」と心配。米中貿易摩擦は収まりそうもないし、世界経済は下り坂、円高基調・・・。世界経済は不安一杯である。石黒社長が10年先まで約束するということは業績に自信があるということだろう。
 
 10月10日、ノーベル化学賞が発表された。受賞したのは旭化成名誉フェローの吉野彰(あきら)氏(写真・朝日新聞)。受賞理由は「リチウムイオン電池開発」である。
11日の読売新聞によると、同電池の開発は日本企業が先べんをつけた。ソニーが1991年、世界で初めて量産化に成功(2017、村田に事業譲渡)。同電池の世界の市場規模は2019年、4兆7800億、22年には7兆3900億が見込まれるという。同電池の部材、製品のメーカーは表の通りである。スマートフォン用でTDKの名前が記載されている。中国にあるTDK子会社が電池の生産を行っており、TDKはこの分野で世界トップシェアを占めている。
 
10年先の世界陸上をサポートするという宣言の背景にはリチウム電池をはじめとする事業に対する自信があるということだろう。
 
 写真下は世界陸上・ドーハ大会で銅メダルを獲った日本チーム。次回、世界陸上は2021年、アメリカ・ユージーン(オレゴン州)で開催される。
 

2019年10月2日水曜日

世界陸上とTDK

ドーハで世界陸上が開催されている。私は現役時代、世界陸上ローマ&東京大会を担当した。
当時、私はカセットテープ等の記録メディアの商品企画を担当していたが、業界はデジタル時代を迎えていた。アナログ指向だった私はお役御免を言い渡された。1987年の時である。
TDKは1983年の第1回ヘルシンキ大会からオフィシャルスポンサーとして世界陸上に協賛していた。第2回世界陸上は1987年ローマで開催される。TDKヨーロッパの責任者が私の上司に要請。「ローマ大会には会長も参加されますね。ついては東京本社からどなたか派遣してくれませんか?」「英語はできないが畠山君ではどうかな?」「結構で
す」といった経緯もあり、私はローマ大会&東京大会(1991)を担当することになった。ローマ大会では長嶋茂雄氏(TV番組ゲスト)、カール・ルイス選手等、著名人にお近づきになる栄誉に恵まれた。
 TDKは世界陸上のオフィシャルパートナーを継続している。私が担当している当時、TDKはカセット・ビデオテープメーカーとして世界市場を相手にしていたので、世界陸上のスポンサーになることはビジネス上もメリットがあった。
が、現在のTDKは記録メディア等のコンシューマー事業からほぼ撤退し、電子部品事業に特化している。現在でも世界陸上を継続してる理由として、TDKは①スポーツ文化事業への貢献②世界30ヶ国以上に製造・販売拠点を有し、105,000名の社員が働いている。を挙げている。走る、跳ぶ、投げるという陸上はスポーツの原点である。テレビ中継されるトップアスリートの美しさに連日圧倒されている。(写真下はローマ大会のセキュリティカード)

2019年10月1日火曜日

リーチマイケル&稀勢の里/牛久インスタ映え

 
牛久駅東口から300mのところに牛久シャトー(国重要文化財)がある。シャトーは日本で最初にワインを醸造した神谷伝兵衛氏が作ったものである。浅草には神谷が作った「神谷バー」がある。
 シャトーのいっかくに神谷氏の時代から今の時代(合同酒精)にいたる歴史や商品を展示した『ミュージアム』がある。
小生、月に7回『ミュージアム』の清掃を行っている。昨日、『ミュージアム』の清掃に行ったところ、なんとラグビー日本代表の主将をつとめるリーチマイケルとツーショットの写真が
とれる看板が設置されている。その隣にはマイケルのサイン入りの靴とラグビーボール。(写真)清掃が終わってから、マイケルとのツーショット写真を撮影した。(写真)リーチマイケル(31才)は合同酒精が発売している焼酎「ビックマン」のイメージキャラクターをつとめているのである。

 牛久駅東口には牛久市出身の稀勢の里(第72代横綱)の石碑がある。石碑には稀勢の里の手形が刻印されている。
 稀勢の里は平成29年初場所後、19年ぶりに誕生した国内出身横綱だった。牛久市では横綱昇進祝賀パレードが行われ、5万名の市民が沿道を埋めた。(写真)しかし、その後ケガで休場が続いた。
元横綱稀勢の里の荒磯親方(33才)は9月29日、両国国技館で断髪式を行った。
好敵手だった白鵬、日馬富士等300名がハサミを入れ、師匠の田子の浦親方が止めハサミで大銀杏を切り落とし、17年間の力士生活に別れを告げた。