2009年12月11日金曜日

送(贈)られてきた本


 今月、2冊の本が贈られてきた。

一冊は「語りあう仲間たち」、もう一冊は「雑学談抄」である。

 「語りあう仲間たち」は某私大の有志による同人誌とある。送ってこられた方がW大学のご出身なので、某私大とはW大学だろうと思った。

 内容が素晴らしい。戦中時代の勝どき橋周辺の描写、終戦の玉音放送の思い出、定年まで独身で過ごしたエリート社員の独り言、夫を亡くした未亡人の独り言。作者の全てが60歳以上の様子。すべての作品に死の予感が漂っている。編集後記に肉体は滅んでも精神は残る。その思いを文章で残したいという趣旨の文章があった。

 もう一冊は「雑学談抄本」。これは、会社の先輩で現在カナダで住宅会社を経営している上田さんが書いたもの。海外勤務が長かっただけに、物の見方がグローバルである。能書きのジャンルもワイン、音楽、株、旅、動物の生態、食べ物等、無限である。

 70歳近い今でも世界を股にかけて活躍している上田さん、いつ執筆しているのだろうと思う。忙しい人ほど脳が活性化され、無限にアイディアが沸いてくるのだろう。本を読みながら、そう推測した。

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