2017年2月23日木曜日

いよいよ後期高齢者。ヒヤヒヤの日々


ワタクシ、来月(3月)、満75才。後期高齢者の仲間入りである。ブログなども書き、一見、不安なさそうだが、ヒヤヒヤの日々である。

〇確定申告の為、税務署に行く。書類を見たらアレアレ、ハンコの押し忘れに気がつく。
 係員「母音でいいですよ」。良かった、助かったあ・・・。
〇後期高齢者医療保険料に切り替わるため、当面、保険料が年金引落にならず、自動振込みとなる。振込の手続きには預金通帳の届出印が必要。しかし、預金通帳を見ると、届出印の印影がない。(昔はあったのになあ)。雨の中銀行に行ったら、「お客様、印鑑が違います」ときた。まいった、まいった。
〇駅を通ったので、ついでにと思い、次の日、乗車する土浦行きの切符を購入。翌日、切符を改札に挿入したところ、改札が開かない。駅員に聞くと「発売当日しか使用できません」との事。思わず「金払っているのになあ」と駅員に噛みつく。指定席券であれば、分かるが、乗車券も当日限りとは納得いかない。東京までの切符でなくて良かったか・・・。
〇1階で携帯電話のベルが鳴っている。あわてて階下に降りて、電話にでようとしたがスイッチが見当たらない。「お父さん、それテレビのリモコンよ!」家内大笑い。自分も笑うしかない。
〇運転免許、認知機能検査にも合格。高齢者講習修了証明書いただく。3年間の運転免許証を取得。交通事故だけは起こさないように気をつけよう。

他人様にご迷惑をおかけしないため、シルバーセンター(老人クラブ)の役員は3月で止める事にしました。(何しろ、お顔、お名前が覚えられないのですから・・・)

2017年2月19日日曜日

稀勢の里パレード、5万名かけつける

18日(土)、稀勢の里の初優勝、横綱昇進を祝うパレードと祝賀会が、出身地の牛久市で開かれた。パレードが行われる駅前から市役所に通じる1キロの沿道には早くから牛久市民はじめ県内外のファンがかけつけた。午後1時、パレードがはじまると、沿道から「稀勢の里!」コールと拍手!上空には取材用のヘリコプターが飛び交う。私は人垣をかき分けてパレードを追った。
 午後2時半から牛久シャトーで「祝賀会」。後援会のメンバー、市民有志千名が参加した。茨城出身の国会議員、牛久市長、竜ケ崎市長、後援会会長等、市・県の行政のお偉方が勢ぞろい。私も牛久シャトービール、ワインで祝杯を上げた。
 天気にも恵まれ、事故もなくイベントが無事に終了した。牛久市民としてホッとしている。これからの稀勢の里の活躍に期待、大である。
(右・上方に稀勢の里が写ってます。見えますか・・・)

 

2017年2月16日木曜日

57歳で逝った友人を偲ぶ

(左から小生、山谷さん、伊藤君)

 毎年2月、高校時代の文芸部OB・新年会が開かれる。今年は24日、銀座・三笠会館。幹事は山谷矩子さん、伊澤時子さん、簾内優子さん。女性陣である。以前は私が幹事をやっていたのであるが、雑事が多いという事で辞退。新年会は中止になるかと思っていたら女性陣が幹事を引き継いでくれた。有難い。
高校時代の文芸部というと平成10年、57歳の若さで逝った伊藤博君を思い出す。彼は母校でもトップの成績だった。文芸部員である一方で新聞部部長としても活躍した。70半ばの高齢になると、伊藤君の思い出も薄れてくる。ただ有難い事に伊藤君の奥様は有名な岩手の歌人である。幸子さんの歌集「桜桃花」をめくって、伊藤君を偲びたい。

〇夫の里わが里ともに誇りつつ水旨きこと他には譲らず
〇機械油の匂ひ残れる夫の指みごもりしこと告げる夜に著(しる)く
〇荒海の香りまとひてはたはたは送られて来ぬ秋田阿仁より
〇予定日の近まりくれば夫も母も名付あれこれ言はなくなりぬ
〇外材を求めて発ちし夫の机に航空写真のジャングル青し
〇友送り戻る四階の踊り場に夫はすばやく吾を抱きぬ
〇夫も子も新しき地にとけこみて屈託もなしわがこもるうち
〇夫と子の深く眠れる枕辺の闇の鏡に髪ほどきゆく
〇新婚の世帯のごとく転勤の夫と炊事の諸道具を買ふ
〇ある時は怨憎会苦と思ひしも単身赴任の夫をさびしむ
〇円株価急暴落の四月二日娘は初出勤す証券会社に

博君は秋田出身、幸子さんは岩手出身。博君は木材会社に就職。相馬、浪江、米沢、等々、関東、東北の出張所を渡り歩いた。

2017年2月7日火曜日

届いた 稀勢の里、横綱昇進祝賀会 案内

 
           (2月4日、読売新聞・茨城版)

 1月31日、出先から帰って机の上を見ると「稀勢の里郷土後援会」からの封書が載っていた。
 ”稀勢の里関第72代横綱昇進祝賀会案内 在中”とある。 「やった!良かった!」と思った。
 実は22日、横綱昇進が決まった時、後援会に入っていたかどうか、半信半疑だったのである。
 後援会に入っても後援会証というのはない。後援会から送られてくるのは年会費¥3,000の請求書だけである。請求書がくると、稀勢の里がなかなか優勝できないので、毎年継続するかどうか迷っていた。また、ボケ老人である私はお金を振り込んでもシッカリ管理していなかった。

 ドキドキしながら案内書をみると、2月18日(土)13時~牛久駅前から凱旋パレードを行い、14時30分~(16時30分まで)牛久シャトーで祝賀会を行うという。
 凱旋パレードは沿道で誰でも見れるが、祝賀会に参加できるのは後援会員と一般市民、計千名。後援会の会員でも1月27日以前の入会者でないと資格がないという。後援会員に優先権がり、残った席が一般市民に販売される。参加費は後援会員¥5,000、一般市民¥8,000
 2月1日、早速、参加費¥5,000を振り込んだ。

 18日が待ち遠しい。晴天であって欲しい。

案内を良く見ると、「記念品あり」とある。家内に話すと「手形じゃない・・・」どうかなあ・・・。楽しみだ。
 


2017年2月4日土曜日

想像を絶するNHK音楽放送プロデューサーの挑戦


 先月、元NHK音楽プロデューサーの竹森道夫さんにお目にかかった。竹森さんと学生時代懇意にしていたという弟が東京駅の居酒屋をセッティングした。竹森さんは凄い方だと思った。翌日、弟に「竹森さんは日本の宝だ」というメールを送信した。竹森さんは、私にそういうオーラを感じさせたのだった。そのオーラのバックグラウンドが次第に明らかになる。

 竹森さんは、「DVDの音の方がCDより音がいい場合がある」とおっしゃっていたのを思い出した。
自宅のCD、DVDのライブラリーを探すと、ゲルギエフがウィーンフィルを指揮したDVD(2000年ザルツブルグ音楽祭)があったので、オーディオ出力をオーディオ装置につないで聴いてみた。CDやFM放送では聴いた事がないような鮮烈な音だった。ケース裏面に表示されている音声仕様を見ると、「リニアPCM 48khz/16bit」とある。CDを上回る仕様である。DVDは映像に容量を取られるから音声はCDと同等以下だろうと思っていた私には衝撃だった。

 竹森さんから、NHK音楽プロデューサー時代のエピソードを書いた資料をいただいた。特にその中で驚いたのは「衛星時代の洋楽放送」に書かれた”ハイビジョンによる『ニュルンベルグの指輪』”だった。『ニュルンベルグの指輪』とはワーグナーが作曲した楽劇で上演は4夜15時間にわたる。1989年この楽劇がミュンヘンで上演された。この収録にNHKは挑戦する。機材はハイビジョン、世界初だった。
 音楽監督はサバリッシュ、演出家レーンホフとの綿密な連携、機材のセッティング、収録時の事故への対応、終わってからの編集。スタッフは連日徹夜の連続。ディレクターが救急車で運ばれるという一幕もあったという。収録された作品はイギリスのグラモフォン賞はじめ数多くの賞を受賞。
 竹森さんのオーラの陰には、このような想像を絶する苦労があった。竹森さんは音楽ファンの宝である。