6月17日(土)朝5時起床。風呂の掃除。家庭の事は全て家内任せだが風呂の掃除だけはやっている。朝食を済ませると、8時~11時まで牛久シャトーの掃除のバイト。なんで、こんな大事な日に掃除が続くんだ・・・。
今日は午後2時から隣町の音楽鑑賞グループ「龍ケ崎ゲヴァントハウス」で竹森道夫さんの講演会がある。竹森さんは元・NHK音楽プロデューサー&NHK交響楽団演奏企画部長。音楽ファンの私にとっては雲の上の人である。たまたま竹森さんが私の弟と大学時代同期だったことで、この講演会が実現した。
講演のテーマは”「二つのプロコフィエフ・交響曲第6番」~秘められた戦争の悲惨さと、平和への願い~”。講演会の報道関係資料の作成には苦労した。プロコフィエフの作品を聴いたり、資料を調べたり・・・。竹森さんからご了解をいただいた時はホッとした。
講演に当たって、一番苦労されたのは講師の竹森さんだろう。ほとんど知られていないプロコフィエフの交響曲第6番をどう理解させるか四苦八苦されたに違いない。もう一人、悩んだのはゲヴァントハウス・音響担当の石井さん。交響曲第6番の魅力を会場で再現するにはどうすれば良いか・・・。
本番。竹森さんのお話しによると、プロコフィエフの出身地、ロシアは反体制に対する情報規制が厳しく、密告の国柄だという。竹森さんがロシアで現地の人に道を聞いた時、現地の人はたじろいたという。
芸術も厳格な管理体制下に置かれている。交響曲第6番には、プロコフィエフの戦争の悲惨さと平和への願いが内包されていると竹森さんは語る。第6番の演奏が終わった時、「拷問のような40分、お聴きいただきありがとうございます」と、竹森さんは締めくくった。
芸術も厳格な管理体制下に置かれている。交響曲第6番には、プロコフィエフの戦争の悲惨さと平和への願いが内包されていると竹森さんは語る。第6番の演奏が終わった時、「拷問のような40分、お聴きいただきありがとうございます」と、竹森さんは締めくくった。
私は、この日、22時50分東京発の夜行バスに乗り、秋田に向かった。車中でもプロコフィエフ、第6番の慟哭のメロディが耳から離れなかった。
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