2012年8月3日金曜日

映画のワンシーンのような葬儀

7月29日、電話のベルが鳴った。
「俊だが、新市だ。タッケ死んだ。火葬終わって、31日葬儀だ、まんず連絡まで・・・」
秋田の中学時代の同級生、佐藤新市君からの電話だった。同級生の佐藤竹夫君が亡くなったというのである。前から癌だときいていたので、「やはり」と思った。彼は地元由利本荘市の市会議員である。われわれ同級生の出世頭である。
スケジュールを確認すると幸い、30日から1日は急ぎの用事がない。30日、東京発の深夜バスで秋田へ向った。なんと、このバス、在庫整理とのことで往復で6,800円。深夜バスは安いが体力が必要。12名ほど乗車していたが、小生以外は全て若者。
31日、11時、由利本荘市のグランドホテルに到着。葬儀場に着いて驚いた。300名ほどの参列者で満席。由利本荘市市長、市議会議長と地元名士の弔辞が続く。同級生の畠山良造君も弔辞を述べた。良造君の話によると、竹夫君が遺書を残しており、その中で弔辞についても段取りをしていたという。
葬儀が終わると、われわれ同級生に対して、膳が用意されていた。奥様のお話によると、これも竹夫君の指示だったようだ。20数名の喪服の同級生が膳を囲んだ。(写真・下)
帰宅して葬儀の写真をプリントしてみた。立派な葬儀、そしてスッカリ、ジジ、ババになった同級生達。それは現実のものではなく、映画のワンシーンのように思えた。

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