(95才の母が作った紙細工)
7月31日、11時からの佐藤竹夫君の葬儀、および同級生による偲ぶ会は1時30頃終了する。
その後、市街から5キロほど離れた実家に向かう。
実家には95才になる母と兄夫婦3名が住んでいる。
実家はお寺の本堂のように広い。真夏でも涼しい風が吹き込んでくる。母がだしてくれた甚平を着て大の字になる。深夜バスの疲れもあり目を覚ました時は5時近かった。兄が愛聴している、イヤースピーカを頭にかけてみる。いい音がする。やがて、寝たきりになったらお世話になる道具かもしれない。その時まで耳が健在であればなどと思っていたら、兄がシャワーからでてきたので、続けて、シャワーを浴びる。
サッパリしたところで、仏様を拝み、兄と久しぶりにビールを飲みかわす。兄嫁が作った料理が美味しい。家の山で採れたという筍(たけのこ)汁と蕨(わらび)が絶品だった。久しぶりに兄とクラシックの名盤の思い出を語る。
時計を見ると、間もなく7時である。
母が土産にと「紙細工」、兄嫁からは山菜をいただく。母は95才であるがマメである。また、色っぽいと思う。
兄嫁の運転する車で羽後本荘駅へ。8時の列車で秋田駅に向かう。
9時10分、東京行きの深夜バスが発車した。車中、大地震の夢を見る。「またか!」地震はなかなか収まらない。地震速報を見ようとテレビをつける。ここで目が覚めた。通路側の肘掛を枕に寝こんでいたのだ。大地震の震源はバスの振動だった。
深夜バスは1日午前7時、無事、大東京に到着した。電車へ乗る。行きかう上りの列車はどれも通勤客で寿司詰めだった。
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