2010年3月10日水曜日

天馬空を行く。爽快なランランのピアノ


 留守録画しておいたコンサートの映像をみて驚いた。

昨年、ドイツのゲバント・ハウスで行われたメンデルスゾーン生誕200周年記念コンサートである。

ピアノが中国生まれのランラン、指揮はシャイーでメンデルスゾーンのピアノ協奏曲が演奏された。

この曲については小管優のピアノと小澤征爾指揮・水戸室内の名演を聴いていたので、軽い気持ちで聴いたのだが、演奏がはじまるや、度肝を抜かれた。

 ランランの超絶技巧、磨き抜かれた音色。正に天馬空を行くである。小菅・小澤の演奏と比較すると違う曲ではないかと思うほど印象も違う。

 バンクーバーオリンピックでは日本と韓国が女子フェギアスケートで覇を競ったが、ピアノの世界では日本人の小管優、中国のランランといったところの東洋人が世界の注目を浴びている。

 音楽評論家の重鎮・吉田秀和氏によれば、河村尚子も世界レベルの大型新人(6月につくばで公演)だというし楽しみである。

 ところで、ランランは北京オリンピックの開会式で演奏を披露してスッカリ有名になった。1982年生まれである。

 

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