昨日(10日)のテレビ朝日・サンデープロジェクトに作家の渡辺淳一が出演した。
渡辺淳一は「失楽園」で有名な作家だ。
渡辺にアナウンサーの小川彩佳が聞く。
「あのような小説を書いて奥様のことは気にならないのですか?」
渡辺は怪訝な顔をした後、こう答えた。
「私にとって重要なことは、表現したいことがどれぐらいあるかだけです。」
当日のテーマは昨今いわれる草食系男子についてだった。
渡辺の言葉に肉食系男子の真骨頂を聞く思いがした。
渡辺は作家である。彼にとって重要なことは表現することであり、そのテーマが湧き出ることである。奥様はその渡辺を認めて結婚した。彼が書くことに不満があったら、出ていけばいい、というような凛としたものを感じた。
昔は戦争があり、そこに男の存在感があり、男は肉食系だった。
今は戦争はない。
戦争はないが、男は常にロマンを持って戦わなければならない。
渡辺は文学という舞台で戦っている。
女性に対しても、「男は振られるもの」「まず行動を」と解く。
無闇に攻撃すれば”セクハラ”になるが、その頃合を学ぶためにもまず、攻撃ありきのようだ。
現在30歳~40歳の未婚男性の比率は40%を超えているという。草食系男子の増加は社会問題でもある。
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