2024年3月21日木曜日

池上 彰さん、宗教を語る(下)世界三大宗教

 池上さんは、世界の三大宗教についても語った。それを私なりにまとめてみた。

①世界三大宗教といえばキリスト教、仏教、イスラム教。信者の数からいうとヒンズー教が多いがインドに集中している。②ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は違う宗教だけど、この世界をお造りになった唯一絶対の神様を信じるという意味では同じである。③キリストは救世主という意味である。➃マリアからイエスという子が生まれた。そのイエスが十字架にかけられて亡くなって救世主になった。イエス・キリストというのは苗字と名前ではなく、救世主イエスという意味である。⑤ユダヤ教の聖書に神様がこの世を造ったとある。宇宙は闇に包まれていたが「これに光あれ」と神様がいうと、昼と夜に分かれ、神様は6日間かけてこの世界を造り、7日目に休息をとった。これが一週間のはじまりである。⑥神様の言葉をまとめたものが「聖書」である。「新約聖書」「旧約聖書」というが、新約は翻訳という意味ではない。「旧約聖書」とはユダヤ教時代、神様がこの世界を造った時代の人間との契約。新約聖書とはイエスが十字架にかけられて復活した時代の人間との契約というこである。⑦イスラム教とユダヤ教は対立しているように見えるが、それだけではない。土地争いなのである。

日本では宗教について語るのはタブーである。これは戦前、戦中からの反省からきている。日本は戦前、戦中、神道を国家神道といって国民に押し付けた。キリスト教、仏教を信じる人を「神道を信じないのはけしからん」といって刑務所に入れた。戦後は国がそういうことをやってはいけない、ということで公立の学校では宗教から距離を置くようになった。(知識として歴史の教科書で教えている)

池上 彰さんの宗教解説はまさに「目から鱗(ウロコ)」だった。




0 件のコメント:

コメントを投稿