「TDKカセットテープ・マニアックス」なんて本、誰が買うんだろう。と思っていた。
発売日(7日)の翌日、東京にでかけたついでに、上野駅構内の書店「エキュート上野」を覗いてみた。なんと「TDKカセット・マニアックス」が並んでいる。(写真)驚いた、トヨタ、ソニーだったらわかるけど、TDKがタイトルの本が書店に並ぶのは会社創立以来である。敬意を表して一冊購入した。
7日早朝、アマゾンで自分用と役員用に購入したのであるが、自分用は注文した日の夕刻配達されたのだが、役員用は配達予定のメールが届かない。アマゾンにアクセスすると、到着は1ヶ月後とある。あわてて、役員に到着が遅れるかもしれない、というメールを送信。その直後、8日、到着します。とのメールが入った。
アマゾンの対応は混乱している。初期設定では本の価格は1,980であり、これに送料が含まれていた。やがて初期設定の条件はなくなり、新品でも本体の価格が値上がりしたり、送料は別料金というものがでてきたり、納期も翌日配送はなくなり、数週遅れとある。大混乱なのである。つまり、アマゾンが予想した以上の注文が舞い込んだようだ。爆売れである。
街の書店でも注文してみたが「取次店に在庫がないので、1ヶ月ほどお待ち下さい」という状況である。
この状況に関係者は「TDK恐るべし」と語った。
TDKは通算で約20億巻のカセットテープを日本で出荷した。その累積熱量がカセットファンの中に余韻として残っていたようだ。あれから数十年経ったというのに。
TDKの余韻もあるだろうが、なんといっても今回の本の凄さは、全頁カラーという豪華さにある。最初、定価1980円は高いと思ったが、手にとって見ると、納得なのである。
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