2018年7月6日金曜日

眺めるお酒


お中元をいただいた。開けてみると、ビールとお蕎麦の詰め合わせセットである。
栞が入っている。〝美味と美術の贈り物<E-ZWY JAPAN>匠技の競演×東京国立博物館 限定ギフト″とある。ビールの缶に葛飾北斎の冨嶽三十六景がプリントされている。
「もったいない!」缶ビールを開ける時、手が震えそうだ。中身はサントリーのザ・プレミアム・モルツとアサヒのジャパンスペシャル。
 <E-ZWY JAPAN>(イーゼイ ジャパン)とは、〝日本の知られざる魅力を発見し、新たな日本らしさを形づくり、世界に発信する″のがテーマだという。日本が誇る食材や技術、生産者に注目し、新しい美味しさを開発したとある。因みに、同梱されていた蕎麦は北海道産小麦を使用した信州戸隠そばと、秋田・湯沢産の手延べ干し麺だった。
 先月、「父の日」に息子からウィスキー、娘からビールの味比べセットが贈られてきた。子供からのプレゼントは嬉しいけど心苦しくもある。子供達はそれぞれ3人の孫を抱えて一番大変な時期である。「父の日」があるのをうらめしく思う。
 ところで、サントリーのウィスキー「響」は中々入手できない貴重品である。原酒不足のため、サントリーが今年の6月から主力商品の一部販売停止をしたのである。「響」は私の住む牛久の酒屋、スーパーではまず見かけない。
 私が現役の頃はウィスキーといえばスコッチだった。中でも「オールド・パー」は滅多に飲めなかった。今は「オールド・パー」より「響」の方が高い。「父の日」の「響」は眺めているだけでまだ封を切ってない。メモリアルな日までスコッチの「バランタイン」で我慢しよう。

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