8日(火)上京した寸暇を利用して竹橋にある東京国立近代美術館に駆け込んだ。出し物は生誕150年「横山大観展」。絵画に素人の私でも横山大観の名前は知っている。どんなものか観てみたい。入場料¥1,500。「展覧会としては高いなあ!」入場してアッと驚いた。なんと、日本の美しい大自然が広がっていた。「夜桜」「紅葉」のなんと美しいことか!実景以上の鮮やかさである。観覧者はその絵の前の椅子に腰かけて観入っているが、忙しい私は数秒観ただけで、次の絵へと足を運ぶ。次の場所への電車の中でも、大観の絵の強烈な印象は脳裏に残ったままだった。
横山大観(1868-1958)、没後60年である。意外に最近の人である。こんな近代にも絵画の大巨匠がいたのである。改めて、日本人もたいしたものだと思った。経歴をみると、無類の酒好きとある。人生後半の50年は飯をほとんど口にせず、酒と肴だけで済ませたという。飲んでいたのは広島の酔心。大観と酔心の山根社長は意気投合。無償で大観に酒を送ったという。山根には年に4斗樽で何本も注文がきたという。大観は謝礼として、年に1枚づつ、山根に無償で絵を送った。大観の師匠、岡倉天心も大の酒好きで、日に2升も飲んだとか。「酒の一升も飲めずどうする」と大観を叱ったという。
それにしても今週は忙しかった。9日はさくら市柴塚カントリーで高校同級生とゴルフコンペ。雨の中、カツパを着て打ちまくった。今日はTDK独身寮時代の仲間との飲み会である。
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