2018年1月26日金曜日

手拍子湧く!竹森先生ニューイヤー講演会


 20日、龍ヶ崎ゲヴァントハウス主催で、新春特別講演会が開催された。演題は「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート衛星生中継秘話」講師は竹森道夫先生(NHK・元音楽プロデューサー)写真/14日・ブログ参照。
 14時、講演がはじまる。「皆さんウィーンに行ったことがありますか?」「ニューイヤーコンサートを聴きに行ったことがありますか?」と語りかけて聴衆をグイッと引き寄せる。ヨーロッパにおけるオーストリアの立ち位置、オーストリアにおけるウィーンの立ち位置等語る、「ニューイヤーコンサート」は1942年、ナチス・ドイツ占領下のドイツ帝国放送の為に行ったコンサートに端を発しているというから驚く。「ニューイヤーコンサート」というと優雅だが、いたるところにナチスが影を落とす。
 音楽は「ニューイヤーコンサート」創設者クレメンス・クラウス指揮による1954年ライヴ、ワルツ「春の声」ではじまり、ボスコフスキー、カラヤンと続く。クライマックスは竹森先生が生中継のプロデュースをした天才指揮者クラーバーによるシュトラウスの名曲の数々。(1987年、1992年)最後のラデッキー行進曲では本場、ウィーンと同じように会場から手拍子が沸き起こった。16時30分、割れるような拍手に包まれて講演会は終了した。
 ところで、講演開始前13時からのリハーサルで予期せぬでき事発生。なんと竹森先生、急遽シナリオ変更。何事もなかったように本番に臨んだ。さすが百戦錬磨のプロである。
●ゲヴァントハウス新春特別講演会プロジェクト 井原邦夫(総合プロデューサー)中川正宣、古屋和紀(ディレクター)石井瑞雄(音響ディレクター)畠山俊三(講師コーデネイター)/写真:手作りの音響装置と講師を紹介する畠山(酒井文彦撮影)

 

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