2017年10月17日火曜日

アサヒビール茨城工場見学(味の決めては試飲)

 
見学者を迎えるビル(左上)巨大な仕込釜(左下)正しい注ぎ方を教授する池田嬢(左)

 昨日(16日)、雨の中、アサヒビール茨城工場の工場見学に向かった。(証券会社主催)
茨城工場は守谷市にある。同工場は世界最大級のビール工場であり、同社ののショーウィンドウ的な役割も果たしている。
 ビール工場の行程はいたってシンプル。原料は麦とホップと水。麦芽をつくる「製麦工程」、麦芽に米・コーンスターチなどの副原料を加えて煮て麦汁をつくる「仕込工程」、麦汁にホップを加えて煮沸。ビール特有の芳香と苦みを出す。これにビール酵母を加えて発酵、熟成させる「発酵熟成工程」、熟成したビールをろ過すると黄金色に輝く生ビールが誕生する「ろ過工程」、その後「パッケージング工程」に流れ、缶、ビン、樽にパッケージングされて出荷される。工場に入ると巨大な仕込釜、煮沸釜、発酵・熟成タンクに驚く。
 原料、行程はシンプルだが、それぞれ磨き抜かれたノウハウが蓄積されている。そして最終的に味を決めるのはパネリスト(検査員)による試飲。いくら人口知能が発達したとはいえ、人間の感性に勝るものはない。私も現役の頃、カセットテープの商品企画を担当したが、最も重視したのは人間の耳による「聴感評価」だった。
 工場見学の仕上げは8階展望台での試飲会。できたてのビールはさすがに美味しい。3杯もご馳走になった。
 
 アサヒビールとえば「スーパードライ」。それまでシェア10%だったアサヒビールは1987年の「スーパードライ」、2001年の「本生」の発売でシェアトップになる。
 
 工場見学は事前申込みで誰でもできる。見学工程は1キロ以上あるので、足腰健在なうちの見学をお薦めしたい。
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿