「がん検診等」の項目に●精密検査を要する:大腸がん検診。とあり、受診用の書類が入っている。健康には自信のある自分だが「ついに来たか」である。
7月25日が精密検査の日だった。
お尻から内視鏡を入れ、ポリープ等があれば切除するという。
22日から、検査に備えての食事が始まる。アルコールも禁止。「ノンアルコールビールもダメですか?」と聞いたらダメだという。惨めな気分になる。前日の24日など、支給されたお粥をすする。夜はスープだけ。検査当日25日の朝はコップ1~2杯の水だけ。普通食を食べている家内は「悪いわね」と気を使う。
9時30分、愛和病院へ。腸管洗浄剤(モビプレップ)を1時間かけて1リットル飲まされる。便は水状になる。ポリープを切除した場合、1~2週間はアルコール禁止、ジョギング、ゴルフ等の運動も禁止だという。改めて健康の大切さを実感するとともに、検査結果が良好であることを願う。
1時30分、検査室へ。内視鏡が挿入されてもほとんど違和感はない。「はい、終わりました。畠山さん、問題ありません。痔の傾向がありましたね。健康診断でひっかかったのはそのせいでしょう。2~3時間休養をとっていただけば普通の食事をしてもかまいません」バンザーイ!である。
帰宅して、すぐ、27日の飲み会の幹事に電話をする。「飲み会、キャンセルのメール入れたけど、検査の結果問題ないので参加するよ!」
もし、ポリープの切除をしていたら、今日も悶々としていたと思う。今回は問題なかったが、自分も75才。これから健康問題で悶々とする機会が増えることは確実である。
そこで思った。手足が不自由でも口で絵を書いた星野富弘さんを見習おう!(写真・上)健康上のハンディがでてきても夢と感謝の気持ちを持っていれば、なんとかなる!