2017年5月4日木曜日

海外出張の思い出


5月連休、終活の一環として写真アルバムの整理中である。
まず、アルバムをどう分類するかが問題である。年代別にするか、家族、会社、学校、地域、趣味等の分野別にするか?いずれにしろ15冊くらいになってしまう。
 会社関係の写真で際立つのは、海外出張の写真である。通算すると16回、海外出張している。私はカセットテープ、ビデオテープなど記録メディアの商品企画を担当していた。売上の半分以上は海外なので、商品計画を立案する時は海外市場をみて、販売サイドの意見も聞かなくてはならない。商品が出来上がると、海外の営業拠点を巡回して営業マンや、マスコミに商品説明をしなくてはならない。
 海外出張の写真を整理していたら、大型のリムジンをバックにした写真が見つかった。そのリムジン、アメリカの大統領が乗るような威容である。(写真・上)え、こんな凄い車でお得意先をまわっていたの!確認したところ、1995年、ニューヨークで撮影したものである。この時は役員の方が一緒だった。それにしても凄い!
 もう一枚は1983年、中近東の現地販売代理店の方々との集合写真である。(写真・下)この時はドバイ、クウェート、ジェッタ(サウジアラビア)の市場視察をした。当時、中近東市場はレンタルカセット、ビデオの全盛時代。信頼性の高いTDKテープはレンタルショップで高い評価を得、売上が急増していた。
 海外の販売責任者が私の上司である澤野事業部長に尋ねた。「なぜ、畠山さんに商品企画を担当させるんですか?」(畠山は農林高校の卒業で、オーディオ・ビデオを学んだわけではない。それに語学力はゼロ)これに対して澤野さんは「畠山君はセンスがあるから」と、サラリと答えた。その澤野さんも、秋田工場にいた私を東京本社に呼んで下さった沖山さんも、もう、この世にいない。

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