<戸定邸、さくら像(右上)、矢切の渡し>
4月2日、市川に住む、義兄、工藤光春さんが旗振りをして松戸の名所を案内してくれるという。松戸は牛久から常磐線一本で行けるのでありがたい。10時、松戸駅で光春さんに会う。光春さんの母方のご親戚の土門さん、岡野さんも合流。秋田出身の爺さん4人のお散歩のはじまりである。
まず、松戸駅から徒歩10分のところにある戸定(とじょう)邸<国指定重要文化財>と庭園<国指定名勝>に寄る。この邸とお庭は最後の水戸藩主であった徳川昭武(あきたけ)の私邸で、一般公開されている唯一の徳川家の住まいとのこと。邸と庭の調和が素晴らしい。折しも紅しだれ桜が満開。江戸川を臨むこともできた。
次に向かったのは矢切。戸定邸近くのバス停から10分足らずで到着。矢切観光案内所の近くに野菊の墓文学碑がある。伊藤左千夫の処女小説「野菊の墓」はこの矢切地方が舞台なのである。(後で、「野菊の墓」を読んでみよう)
そして、いよいよ「矢切の渡し」である。船頭さんが漕ぐ船にのって、対岸の柴又(東京都葛飾区)まで行く。乗船料200円。所要時間10分足らず。船は28名で満席となった。風もなく、江戸川は波静か。絶好のクルージング日和だった。
柴又に着くと、ここは「寅さん」の町。寅さんやさくらの像が並ぶ。「葛飾柴又寅さん記念館」「山田洋次ミュージアム」は見たつもりで素通り。隣接する柴又帝釈天に向かう。200mの参道はうなぎ屋や団子屋が並び、参拝客でごった返している。浅草のミニチュア版のようである。「とら屋」で団子のお土産を買う。
時計を見ると、もう一時過ぎ。待ちにまった飲み会。ビールで乾杯した後でお蕎麦をいただきながら、故郷、秋田のお話し、東京へでてきてからの自慢話と、時の経つのも忘れました。
それにしても灯台下暗し。松戸周辺にこんなに名所が集中していたとは・・・。光春さんありがとうございました。
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