2017年4月14日金曜日

400年の伝統「歌舞伎」に痺れる。


月に一度、東銀座にある喫茶店「ジュリエ」で昼食をいただきながら、野原さんと四方山話をする。野原さんにとって「ジュリエ」のママは”ジュリエット”のよう。ご挨拶はいつも「今日もママは美しい」。
 4月11日、野原さんとの四方山話が終わったのは2時近く、外は生憎の大雨。次の予定は東京駅で弟と4時半に会う約束をしている。大雨の中、2時間あまり、どう有効活用しようか?一つは近くに歌舞伎座があるので一幕物を見る。もう一つは映画でも見るか、である。
 歌舞伎座に行くと、ちょうど昼の部の最終演目、「一谷ふたば軍記”熊谷陣屋”」の発売中である。料金1,500円也。窓口に並んでいると「チケット買われるんですか」、振り向くとご婦人が立っていた。「良かったら使って下さい」見ると2階正面席である。「1,000円でよろしいですか」「どうぞ、どうぞ」。(後で調べたら18,000円の席)
 座席につく。舞台が良く見える。椅子もゆったりしている。お客のほとんどはご婦人である。(歌舞伎座に入るのは50年ぶりくらいかもしれない)
 幕が上がる。下座音楽がはじまる。重要人物が登場する時場内に響く”バタバタ””バシーン”という「ツケ」の音に驚いた。あらすじを語る義太夫(三味線)のうなりも凄い。役者は直実(幸四郎)、義経(染五郎)、弥平兵衛(左團次)と名優が勢揃い。歌舞伎は芝居、踊り、音楽による総合芸術だというが、真にその通り。400年以上の伝統に培われた日本の歌舞伎に痺れた。
 当日の仕上げは弟との一献。東京駅の居酒屋で築地の刺身を肴に山形の銘酒「十四代」のコップ酒。「お会計・・・えっ!割り勘だよ」「もちろん。兄貴、帰りの電車賃大丈夫?」。(兄貴の財布まで心配する)頼りがいのある弟である。

0 件のコメント:

コメントを投稿