2017年4月24日月曜日

TDKカセット開発秘話


 今日(24日)、取材に来られた藤本さん(右)小倉さん

4月17日、「TDK歴史みらい館」の武内隆之さんからメールをいただいた。開発社の小倉靖史さん(デスク)から取材依頼がきているので協力して欲しいという。取材の企画趣旨はこうである。
 ”カセットの街ーTDKの歴史を訪ねて(TDK創業者の郷里である秋田。なかでもにかほ市をカセットテープの街として紹介・・・TDKカセットテープの歴史を探る)”
 TDKは今カセットを作ってないし、カセットは川崎工場と長野の千曲川工場で作っていた。秋田にある「歴史みらい館」にカセットテープが展示されているとはいえ、にかほ市をTDKカセットテープの街として紹介するのはムリがあるように思えた。
 ただ、良く考えてみると、TDKは磁性材料フェライトのメーカーであり、その原点はにかほ市の工場である。カセットテープもこの磁性材料技術を応用して生まれた。現在、テープで培われた塗布技術は秋田地区にある工場の積層部品等に生かされている。ここまで小倉さんは深読みしているのではないか・・・。
 私も出身は秋田。最初の勤務地はにかほの工場。その後、カセットテープの商品企画を担当した。カセットで、にかほ市とTDKの知名度が上がれば、こんな嬉しいことはない。
 取材に備えて40年前の資料をめくってみた。TDKは1968年、世界ではじめて音楽用カセットSDを発売。私が商品企画を担当してから、カセットの評価に聴感評価を導入。いくら電気特性が良くても耳で聴いてダメなものは商品化しなかった。このため、技術陣は新製品の開発に100種類以上の試作品を作った。無理をお願いしたものだと思う。
 開発秘話が掲載された昔の資料をギッシリ詰め込んで、取材場所の牛久シャトーに向かった。小倉さんと藤本晃一さん(部長)が待ち構えておられた。
 記事は5月31日発売の【CDジャーナルムック新刊】カセットテープ時代vol.02~懐かしの昭和の音楽カルチャー~に掲載される。

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