6月21日、父の日のプレゼントとして息子からもらったコンサートが昨日あった。
コンサートのタイトルは東京フィルの「ハートフルコンサート」。指揮は桂冠指揮者・尾高忠明、お話しが黒柳徹子。家内と出かけた。会場は東京・池袋の芸術劇場。
このコンサート、終戦の日に思いを寄せるもので、今年で26年目を迎えるという。ユニセフ親善大使でもある黒柳徹子さんがゲスト出演。曲の合間にユニセフについて語り、尾高さんと、貴重なトークを語った。
なにしろ、徹子さんの父上はヴァイオリニストでNHK交響楽団のコンサートマスターだった。尾高さんの父上は指揮者であり、NHK交響楽団の指揮もしていた。父上同志は同業者だったのだ。尾高さんの父上が「田園」の予定なのに「運命」だと思って指揮しそうなので、徹子さんの父上が小声で「田園」「田園」と囁いたのに「運命」のテーマが振り下ろされた、というエピソードも披露。
徹子さんはユニセフ大使として海外の恵まれない子供達の実情を切々と語った。改めて、この場に集まって音楽を聴いている自分達を幸せだと思う。日本に生まれて良かった。
生の音楽を聴いたのは一年ぶりだろうか・・・。生のオケで聴く名曲は素晴らしい。合唱も入った佐藤眞のカンタータ「土地の歌」より”大地讃頌”は特に身に沁みた。
コンサートが終了したのは8時30分、人垣をかき分けて池袋駅へ。JR、私鉄が入乱れ、切符を買って、改札に進むのも一苦労。常磐線では珍しく家内がグリーン車に乗ろうという。ゆったりと座席に座り、孫達の話しをしながら家路についた。
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