2015年8月12日水曜日

ダダダダーン!「運命」。孫への継承・・・。

(ダダダダーンを聴いた、4才の孫)

11日(火)お盆休みということで、息子の子供3人が佐倉からやってきた。
小5、小3、4才の男の子である。
4才の男の子にベートーベン作曲、交響曲第5番「運命」の冒頭部分を聴かせた。
「ダダダダーン!」いきなり響いた大音響に孫は驚き、スピーカーの方に目をやった。
その瞳は輝いていた。
孫は「ダダダダーン」を聴いたのは初めてだと思う。聴いた事があるとしても30センチのウーハーを備えたスピーカの大音響で聴いたのは初めてだと思う。
その後の孫の行動が意外だった。「ダダダダーン」と大声で叫びながら飛び跳ねたのである。
今朝(12日)も、「ジィ、あれ聴かせて」ときた。
ひょっとすると、ジィのようにクラシックファンになるかもしれない。という予感がした。

それにしても、ベートーヴェンとは大したものだと、改めて感じた。
「運命」が初演されたのは1808年、初演された場所はドイツである。
200年以上経た現在、日本人の4才の子供がこの曲を聴いて、口ずさみ、踊るのである。
ダダダダーンは運命の扉を叩く主題であるが、第2楽章、第3楽章と続き、第4楽章は歓喜の調べとなって幕を閉じる。約40分。緻密に作られた音楽ドラマである。

4才の孫が現在の私と同じ年になった68年後、孫はダダダダ―ンを聴いた、この日を記憶しているだろうか・・・。


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