2013年8月5日月曜日

燦々!人間浴。この一週間

7月30日から8月5日までの一週間、いろいろなことがあった。
 まず、孫である。31日、小1と小3の孫を連れて東京ドームのナイターに行った。いつもは8時30分には床に着くという2人だが、9時30分まで飽きずに観ていた。ドームをでて水道橋から上野までの電車のラッシュは凄い。2人をなんとか大人達の隙間に潜り込ませた。野球もそうであるが、ラッシュも彼等の幼少の記憶として刻まれることだろう。2日、孫達を佐倉市の自宅へ送り届ける。
 熊谷市の曽根さんという方からお手紙をいただいた。元大蔵省勤務で、現在は自治会、長寿会と八面六臂のご活躍。曽根さんの知人に小生の母校の元校長がいらっしゃるという。たどっていけば、日本人はみな仲間であり、親族だと思った。
 音楽仲間の吉原さんが、1942年、44年録音されたフルトヴェングラーのCDを送ってきた。1942年といえば小生の生まれた年である。思いの他音は良く、演奏はさすがに凄い。44年録音のベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を弾いているのはエーリッヒ・レーンというはじめて名前を聴く奏者。音も演奏も瑞々しい。
 4日、横須賀に住む松蔵叔父さんの葬儀。18才で秋田から東京へでてきて57年。75年の生涯だった。仙台から義兄の憲さん、ひたちなか市から義弟の猛さんもかけつける。
 帰宅したら、現役時代の大恩人のOさんからお電話。声が弱々しい。「実は水頭症にかかってね。手紙も書けないので電話した・・・」。心からOさんの全快を祈る。
 牛久から横須賀までは2時間30分。ジックリ本が読める。
 磯田道史著「無私の日本人」。貧困にあえぐ仙台藩吉岡宿。武士にお金を貸し、利息でこの吉岡藩を救うという奇想天外なお話。作者は1970年生まれ。「武士の家計簿」の作者でもある。
 植村攻「巨匠たちの音、巨匠たちの姿」(1950年代・欧米コンサート風景)。筆者は1928年、東京生まれ、東大卒業後、富士銀行入行。「当時のヨーロッパの音楽祭、日本人はおろか東洋人らしい顔は見当たらなかった」「銀行とはいったいそんなに暇なのか」。故・音楽評論家(文化勲章受章)吉田秀和の音楽体験記を上回る体験記である。クラシックファン必読。
 

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