2013年8月7日水曜日

圧巻!霧島国際音楽祭・東京公演

(圧巻!霧島国際音楽祭出演メンバー。その1部)

 昨日(6日)、東京オペラシティコンサートホールで行なわれた「霧島国際音楽祭・東京公演」にでかけた。
 18時40分、ホールの座席につくと、誘い合わせた弟(神奈川・山北)が既に席に着いていた。席は1階5列目中央。指揮者の真後ろ、カブリツキである。
 オーケストラ団員が席に着くと、あわててメンバー表を確認した。
 NHK交響楽団や読売日本交響楽団の首席奏者がズラリと並んでいる。それだけではない。メンバー表をみると、ベルリン国立歌劇場のコンサートマスター、アムステルダム・コンセルトヘボウの首席奏者も名を連ねている。キリシマ祝祭管弦楽団の中身は国際選抜管弦楽団なのだ。実に壮観である。女性奏者は皆美人揃いであり、これにも驚いた。

 指揮者は鹿児島出身の下野竜也。前半のベートーヴェンの交響曲第1番。彼がまだ幸福だった頃の作品。彼にもこういう希望に満ちた時期があったということを実感させる若々しく力強い演奏。
 後半は生誕200年を記念してワーグナーの楽劇「ワルキューレ」第1幕。ソリストはマリンスキー歌劇場(ロシア)のソリストが出演。同歌劇場の音楽監督ゲルギエフの推薦した歌手達。カブリツキで聴く一流歌劇場の歌手陣の声は五臓六腑に沁み込んだ。下野が最後の指揮棒を振りきると、ブラボーの声とともにホール全体が拍手に揺れた。

  終演後は53階にある”北の味紀行と地酒「北海道」”で弟と食事。刺身と地酒が美味しい。スッカリ弟にご馳走になる。

*霧島国際音楽祭→1975年、来日中のゲルハルト・ボッセ(東独ゲヴァントハウス管弦楽団員)が提唱。今年34回目に当たる。今年は7月17日~8月4日まで鹿児島市を中心にコンサート&講習会を実施。締めくくりに東京公演が行なわれた。

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