19日、縁あって音楽之友社「レコード・アカデミー賞」受賞式に参加した。
レコード・アカデミー賞というと年末のテレビ局が放送している演歌、ポップス主体の華やかなものを連想される方がいらっしゃるかもしれないが、こちらのアカデミー賞は実に地味である。
1年間に同社の「レコード芸術」で特選に選ばれたクラシック音楽のCD、DVDが選定対象である。
華やかさはないが、クラシック音楽ファンにとってみれば、この受賞式に出席できるというのは光栄なことである。
会場は神楽坂にある音楽之友社ホール。
ここに友社の幹部、選定に当たった音楽・オーディオ評論家、受賞レコード会社トップ、受賞演奏家が列席した。
友社の堀内社長の挨拶が印象に残った。
「厳しい時代だが”音楽の力を信じ、音楽の普及に全力を傾注する”を会社の目標としてやっていきたい」というような趣旨だった。
受賞者代表のレコード会社の方の挨拶によるとCDの売上げは前年比10%以上落ちているという。
現実は本当に厳しい。
リタイヤ後の私にとって、音楽は活力の源泉である。現役の方々に頑張っていただき、今年も素晴らしいCD、DVDを発売して欲しいと願う。
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