2022年12月3日土曜日

末期ガンにかかった友人(1)高卒、同期入社


 10月初旬、同期入社のKさんからメールをいただき驚いた。
「小生、胃がんにかかってしまいました。一部リンパ節にも転移がある末期ガンです。(ステージ4)人生80年にして始めて患った大病に驚いております。来年の正月が超えられるかどうか、不安がよぎります。不謹慎ながら小生にもし万一のことがあった場合、あなたにそれなりの”メッセージ”をお願いすることを含み置き下さい。息子に伝えておきます」
Kさんに対して、私にできることはないか?試行錯誤した結果、昔の思い出をブログに書いてみようと思った。幸い、Kさんはメールができる。元気であれば読んでいただける。
私とKさんは同期入社である。昭和35年(1960)2人はTDK・平沢工場(秋田)に入社した。秋田には平沢工場と琴浦工場があった。平沢工場ではテレビの偏向ヨーク等に使用されるフェライト(磁性材料)、琴浦工場ではコンデンサを作っていた。
 社内報・秋田版によると、昭和35年、平沢工場に94名(写真)、琴浦工場に238名が入社している。いずれも中・高卒である。(大卒は東京本社で採用していた)琴浦工場はほとんとが中卒。いわゆる女工さんだった。
Kさんは地元の普通高校卒業。配属先は人事課。エリートだった。小生といえば、地元の農林高校卒業。営林署や測量士補の試験に落ち(実は受からないのは分かっていたので受験すらしなかった)縁故で入社させてもらった。(祖父は近隣、石沢村の村長。平沢工場長は石沢村出身。父は衆議院議員TDK創立者・斎藤憲三の支持者)総務課庶務係に配属された。
私は実家から平沢工場に通っていた。母は私の弁当を作るために4時起きしていた。その母は105才。施設に入っているが、元気である。
K君は小生の実家より遠い矢島町の出身。当時実家から通っていたのか、それとも平沢町(現在・にかほ市)にある独身寮に入っていたのか?知りたい。


1 件のコメント:

  1. kさんの記事懐かしいのもありあの頃の状況がぼんやりと見えます。良い思いでを進呈して下さい!

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