2021年3月16日火曜日

女子大生の闘病記(3)大手出版社に決定


 監修のお手伝いをしている「女子大生の闘病記」の初稿が完成した。
7日(日)、著者(女子大生)とお母さんにお目にかかり、校正作業をすることになった。指定された場所は秋葉原にあるルノワールの会議室。時間は13:30である。
 どうせ、東京にでかけるのだから、早目にでかけてコロナ下の都内を歩いてみようと思った。東京に着いて、「そうだ!」と思った。「どうせだったら、出版社へ行ってみよう」。
直木賞作家の本も出版している大手出版社の門を叩いた。「闘病記」の前書きと目次を見ていただいたところ「当社でやらせてくれませんか!」という反応。
 校正作業が終わった後、著者とお母さんに作業の前に出版社の門を叩いたことを告げると、2人は驚くとともに、反応が前向きだった事を告げると2人の顔が輝いた。了解をいただいて、出版社に全編送信した。
 9日(火)、お母さんと出版社を訪問。担当者から作品の講評をうかがう。
 「大学の卒業式を控えた年、手術を受けるも回復が見られず、難病と診断された女子大生の壮絶な体験と回復までの道のりを描き切った闘病記だ。治療法が確立されていないのにもかかわらず提案される数々のリハビリや手術に対する不安と、回復するかもしれないという一抹の希望の狭間で揺れ動く女子大生の心情描写はあまりにも痛々しく、目を背けたくなるようなリアリティがある。患者にとって唯一の頼れる存在である病院側から受けた説明に対する不信感や怒りは、同じ経験をしたことのない読者であっても強く共感するほどに感情を揺さぶられることだろう」
 さすが、一流出版社である。講評の表現が素晴らしい!
 出版費用は町の印刷屋と比較すると数倍になるが、お母さんの娘さんに対する愛情は高額を乗り越え、出版契約の決意をする。来年2月発売予定。書店にも並ぶ。


 高い買い物をさせてしまったのではないかという思いもあるが、出版社の方も誠意のある方だった。きっと、著者の人生の記念碑になるとともに、社会のお役に立つと思う。
 
 今月、79才の誕生日を迎える小生にとっても、想定外のメモリアルなできごとである。
11日(木)、地元老人会から誕生祝い(3月)の赤飯をいただいた。
 
 



1 件のコメント:

  1. 先輩又やりましたね!先輩の行動力には感激しており、相手方も感謝感激でしょう!本が出たら教えて下さい。私も読んでみたい。

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