2020年4月1日水曜日

はじめての入院(そけいヘルニア)


年度はじめに、入院のブログを書くとは・・・。
昨年の春だと思う。下半身を見ると、左右対称であるべきなのに左サイドが垂れている。なんの違和感も感じてなかったので驚いた。定期健康診断で大腸ガンの精密検査を行った。この時担当の先生に事情を話すと「ああ、それは腸壁ヘルニアです。いわゆる脱腸ですね。気になるようなら、いつでも手術しましょう」とのこと。
 違和感はないので、放っておいたが、コロナ騒ぎもあり、外出もできなくなったので、手術をするならチャンスと思った。
 「先生、放っておいたらどうなります」「腫れが急に固くなり、指で押さえても引っ込まなくなる場合があります。この時は緊急手術が必要になります」
いただいた資料を見ると、こう書かれている。「そけいヘルニアはお薬で治すことはできません。従来法の手術はヘルニアの出口を糸で縫って塞ぐ方法でした。痛みが強く、入院期間も長かった。現在はポリソフト法といって、プロピレン製の形状維持リンクを挿入し、筋膜を覆い、腸がでてくるのを防ぎます。手術創の大きさは5cmほどで、術後の痛みも軽い。日帰り手術も可能です」
 30日(月)手術。人生はじめてのハラキリである。手術室に向かう時「怖いですか」と看護婦さん。「別に」。先生はじめ手術スタッフを信頼していた。下半身麻酔を打つ。仰向けになり、手術用のライトが眼上を覆う。気がついた時はベットに横たわり、病室に移動中だった。ありがたいことに手術終了後の痛みは全くなく熟睡できた。違和感があったのは麻酔が切れる間(6時間ほど)足の感覚がなく、下半身に棒が2本ついているような感じがした。
 入院中、孫のように若い看護婦さん達が入れかわり、立ちかわり、検温、投薬、排尿、食事等の世話をしてくれた。ありがとう。
 31日、午前10時退院。午後は自宅から歩いてスーパーに行き、ノンアルコールビール購入。やはり、夕食前にはシャワーを浴びた後、泡の出るものをキューとやりたい。
「退院おめでとう」と家内。はじめての手術は簡単すぎて、その言葉が大げさに響いた。
(写真は散歩道から見た牛久沼)

0 件のコメント:

コメントを投稿