2020年4月3日金曜日
「神々の集い」”ステレオ時代”に掲載された記録メディア工業会OB会
1月29日のブログに「″ここだけの話″取材が入った工業会OB会」を書いた。
3月末に発刊された「ステレオ時代」にOB会の模様が掲載された。タイトルを見て驚いた。″神々の集い″とある。その趣旨は″青春時代をカセットテープで過ごした読者にとって″
商品供給をしたメーカーの担当者は″神々″という位置づけのようである。
供給側だった小生としては読者(お客様)こそ″神々″である。結果として業界に″神風″が吹いた。カセットテープはオランダのフィリップス
が開発したものだが、ビジネスとしては日本のメーカーが世界を席巻した。シェアは90%を超えたと思う。カセットに続く、VHS、ベータビデオ用テープは日本メーカーが独占した。まさに″神風″が吹いた業界だった。
記事を読むと磁気テープ業界の一端を知ることができる。″TDK、ソニー、マクセルが御三家だから″「ビクターは序列からいって下の方」(ビクター・西郷氏)「1990年頃、カセットが全世界で年間20億巻売れるとは思いませんでしたね」(マクセル・工野氏)「マクセルの技術委員からフジさんはビデオが好調なんだから、オーディオ(カセット)から撤退しちゃいなよ。ジャマだ!と言われ、取っ組み合いの喧嘩になった」(フジフィルム・高山氏)「テープビジネスは天国から地獄だった。最初4,800円だったVHSビデオが3本パックで1,880円まで下がってしまった。頼みのカセットもCDの登場で売上急減。完全に会社のお荷物」「仕事は忘れても各社と切磋琢磨し、語りあったのは今でも忘れない」(TDK・松本氏)
OB会の幹事をつとめた小生宛に参加者の皆さんからお礼のメールが届いた。「冥土の土産」「こんどメディアにでるのは警察に捕まった時」「生前葬」・・・。喜んでいただいた。
「ステレオ時代」の澤村編集長、ありがとうございました。
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