2019年4月14日日曜日

東条碩夫が体験した昭和、平成のクラシック音楽界エポックメーキング

音楽評論家、東条碩夫先生に龍ヶ崎ゲヴァントハウスの講演を打診したのは昨年の7月だった。東条先生が講演を引き受けて下さるかどうかは小生もメンバーも半信半疑だった。何しろ、先生は年間230回以上コンサートを聞かれている日本屈指のコンサートゴアである。聴かれたコンサートの感想を即日、ブログ「東条碩夫のコンサート日記」にアップされる。さらに新聞、音楽誌にも投稿されている。
 幸にも先生からお引き受けする。との回答をいただいた。″NPO法人として、隔週CDコンサートを開きクラシック音楽の普及活動を続けている音楽グループ″ということで、ご興味が沸いたようだ。
 問題は先生にお話しいただくテーマである。
 小生から元号がかわる時期でもあり「昭和、平成のクラシック音楽コンサートベストテン」という案を提示させていただいた。″うーん、なるほどね″という反応だった。元号が変わるのに合わせて昭和、平成を振り返るのはいいが、コンサートベストテンでは公式見解のようになってしまう・・・。最終的に先生から提示されたテーマは「東条碩夫が体験した昭和、平成のクラシック音楽界エポックメーキング」。当日、講演会で再生される演奏曲目(予定)は次のようになった。
 先生は評論家になる前、エフエム東京の名音楽プロデューサーとして、数々の名演奏をプロデュースされた。その感動的な場面を中心にエピソードを交えて語る。
 講演会はいよいよ今週20日(土)14:00から開かれる。(http://gewandhaus.sakura.ne.jp/wp/)
●1970 巨匠ジョージ・セル、最初で最後の来日。完璧無比の音づくりリハーサル
●1972 分裂直前の旧・日本フィルと小澤征爾の渾身のマーラー「復活」より
●1973 朝比奈隆がブルックナー演奏で自信を深めた第5番より
●1974 フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのユーモアに溢れたアンコール
●1974 公開番組応募数11万5千。ノイマン指揮チェコフィルの「わが祖国」より
●1975 文化庁芸術祭大賞受賞。武満徹作曲「カトレーン」より
●1977 カラヤン指揮「運命」の中でも最大の力演といわれた普門館ライヴより

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