2019年4月8日月曜日

名門土浦一高に学ぶ(上)

私の住む牛久の隣町、土浦市に土浦一高がある。
ネット情報で同校を調べてみると、その存在価値に驚く。
同校は1897年(明治30)旧制茨城尋常中学(現茨城県立水戸第一高等学校土浦分校)として設立。戦前から前橋中学、高崎中学、宇都宮中学、水戸中学とともに北関東旧制五大中学として全国にその名を轟かせた。1948年(昭和23)土浦第一高等学校発足。東大の戦後累計合格者数は2018年時点で1006人、北関東3県で初めて東大累計合格者数1000名を超えた学校である。1997年(43名合格)と2001年の2度、全国の公立高校の東京大学合格者数でトップになっている。
 土浦一高の象徴が1904年(明治37)に建てられた旧本館である。(写真)この建物は1976年(昭和51)旧制太田中学校の講堂とともに、全国の旧制中学の建造物として初めて国の重要文化財に指定された。
 同校を語る時、忘れてならないのが「進修同窓会」の存在である。この会は1937年(昭和12)発足。以後、土浦一高を支え続けている。杉田幸雄学校長は平成30年の会報でこう述べている「明治、大正、昭和、平成、そして次の時代へと時は流れても、この旧本館が本校卒業生の心のシンボルとして、土浦一高の繁栄とともに残り続けて欲しい、心より願うものです」
 翻って、私の母校、秋田県立鷹巣農林高等学校はどうであろう。
 鷹農は1909年(明治42)の設立。大分の日田林工高、長野の木曽山林高とともに、日本の三大農林高校ともいわれた。日田林工と木曽山林は依然存在しているが、わが母校は2011年(平成23)に統合され、鷹巣農林は消滅した。母校の校旗は、アルバムは、機関紙等はどうなったのであろうか?
 ネットで土浦一高を検索し、わが母校の歴史もネットで検索できるようにならないか?そのようなワークができるような同窓生がでてこないものか?と思いを巡らす。現実としては毎年の同窓会が長く続くよう祈る・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿