2017年3月5日日曜日
野村証券セミナー「日本株式市場の今後」
今日(5日)、野村証券「つくば支店」のセミナーに行った。タイトルは「日本株式市場の今後の見通し」講師は同支店 次長兼ファイナンシャルアドバイザー課長 久波正幸さん。
興味深い内容で参考になった。要点は次の通り。
1)1986年から2016年間の30年間でアメリカの株は1895から19762と10倍になっているのに、日本は18701から19114とほとんど変わっていない。
2)1)の事例、および、好調な企業業績からいって日本の株は安すぎる
3)トランプ政権が不安要因という見方があるが、トランプは政治家としては2流かもしれないが経済人としては一流。膨大な資産があるのに税金を払ってない(子会社を潰す)というしたたかさがある。トランプになってから市場は一環して上げ基調である。
4)トランプが為替介入をするという話があるが、為替は金利差で決まる。日本の金利が一定なのにアメリカの金利は上げ基調。差は開く傾向にあり、円安基調は変わらない。
5)アメリカ人のジョークにこんなのがある。船が難破した時、
・飛び込めば貴方は英雄(アメリカ)
・飛び込めば貴方は紳士(イギリス)
・飛び込むのは規則です(ドイツ)
・皆飛び込めば自分も飛び込む(日本)
1989年、日本は38、915と最高値をつけたが、翌1990年、2万円台に急落した。日本人は迎合主義であり、市場が急変する事があった。投資家が独自の観点を持つことで、この現象は防げる。
6)アメリカの株価が30年間で10倍になった原因の一つに自社株買いがある。日本も最近これに気がつき、自社株買いの比率が急速に高まっている。
今後の注目銘柄として、日立、インド株式指数等が紹介された。インドは2進法の国であり、コンピュータに強い技術者の層が厚いとのこと。注目銘柄として旭ガラスとTDKが追加された。
日本株の上げ基調はこれから(2~3年)が本番とのこと。
しかし、株は自己責任。「株は遊びの程度にしてね」家内の声が聞こえる。
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