(オーディオ誌に掲載されたカセットテープ)
先週、TBSテレビでカセットテープブームの再燃についての放送があった。
カセットテープは1962年、オランダのフィリップスが開発した。
日本での発売は1966年である。今年がちょうど50年目である。
私はTDKでカセットテープの商品企画に長年携わってきた。
しかし、カセットテープ、デッキは処分してしまった。
今、音楽の録音はCD-Rである。
と、いうか、最近は音楽そのものを聴かなくなった。
家にいるときは、パソコンに向かう時間が圧倒的に多い。
音楽を聴かなくなったのは、ヒョットしたらデジタルになったからかもしれない。
もし、カセットが今後も生き残るとしたら、カセットがアナログだからかもしれない。
アナログの音は暖かい。
確かにカセットはCDに比較して音の帯域が狭い。
ただ、音楽の感動を伝える力はあるのかもしれない。
オーディオでも音楽でも「感心」させられるものと「感動」させられるものの2つがある。
デジタルは「感心」する方であり、「アナログ」は感動する方という分類もできる。
昨年、今年と、「オーディオ誌」がカセットテープの企画をした。
会社の依頼で、小生がその取材に対応した。
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