2015年3月13日金曜日
カセット黄金時代。その余波が続く・・・。
続けざまに二冊の本がカセットテープの特集を組んだ。
「ステレオ時代」Vol3号 「昭和40年男」4月号
どちらも、大きな書店に行けば並んでいる。
カセットテープといえば私のいたTDKがトップメーカーだった。
私はTDKでカセットテープの商品企画を担当していた。
TDK・広報部の依頼で取材に応えた。
定年後13年たった今、雑誌に掲載されるなど、思ってもみなかった。
私は本当に幸運な男である。
それにしても、当時、私は寝食を忘れて仕事に没頭していた。
出勤は6時台、帰宅は22時台。深夜、東京からタクシーで帰ることもシバシバだった。(自宅は都心から50キロも離れた牛久)
国内にいる時は長野、日田(九州)工場への出張が多かった。本社(東京)にいるときは、夜、音楽・オーディオ評論家やテープレコーダメーカーの方々とのお付き合いが続いた。海外出張も多く、欧米は勿論、中近東まででかけた。
したがって、2人の子供の成長期の記憶は少ない。
海外出張から帰って、その足で九州へ出張という時、長男から「父さん泊まっていったら」と言われた事がある。
家内には迷惑をかけたが幸せなサラリーマン人生だった。
その余波が今でも続いているのである。
*カセット(Cassette)→フランス語で”小箱”
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