2013年3月19日火曜日

記録メディア・ミュージアムの設立を!

(3月17日、天王洲に参集した記録メディア工業会・OB)

 記録メディア事業に携わるメーカーの団体である「日本記録メディア工業会」が今年の3月、60年の幕を閉じることになった。
 60年を振り返ると、欧米の真似をして産声を上げた日本の記録メディア産業が独り立ちし、やがて世界市場を席巻した輝かしい歴史だった。
 記録メディアとは、オーディオメディア(オープン→カセット→CDR)、ビデオメディア(Uマチック→VHS→8mm→DVDR)、データメディア(フロッピーディスク→CDR、DVDR→メモリーカード)を指す。工業会解散の理由は、デジタル化により、情報量の増大と反比例して価格が下がり、産業規模が急速に縮小したからである。

 しかし、ここで見落としてならないのは記録メディアが人類の歴史、文化に貢献し続けている現状である。私事で恐縮だが、中学時代、学校にソニーのテープレコーダが導入され、自分の声を聞くことができた。この時の感動は一生忘れることができない。われわれが今、起源前の古代エジプト時代のことを知ることができるのも「パピルス」という記録メディアがあったからである。(パピルスはペーパーの語源でもある)

 17日、記録メディア工業会にかかわった有志により、工業会の閉鎖に伴い、退職になる事務局部長のパーティが開催された。天王洲にあるレストラン「TYハーパー」に工業会にかかわったOB15名が参加した。彼等の所属メーカー名を上げよう。松下電器産業、ソニー、日立マクセル、TDK、富士写真フィルム、日本ビクター、日本コロムビア、大日本インキ、そうそうたる顔ぶれである。
 記録メディア産業は縮小しているかもしれないが、記録メディアと人類のかかわりは今後もますます深くなる。日本がリードした60年の記録メディアの足取りをミュージアムとして残し、次の世代に引き継ぐ・・・。記録メディアとともに人生を過ごし、これからも記録メディアとともに人生を送る私の願いである。

0 件のコメント:

コメントを投稿