2010年11月9日火曜日

「桜田門外の変」。昔も今も同じ


 8日、家内と久しぶりに映画を観に行った。

茨城県が企画から携わったという「桜田門外の変」、同じ茨城県人として観たいと思っていた。

 期待以上の映画だった。

 なぜ、水戸浪士が井伊大老を討とうと思ったのか、その時代背景が分かりやすく描かれる。また、井伊大老を討った後の浪士達の悲惨な最期、幕府にも、水戸藩にも罪人として厳しく追求される彼等。井伊大老を討ったために浪士だけではなく、彼等の支援者までもが悲惨な最後を遂げる。

 主役の水戸浪士、関鉄之助を演じる大沢たかおの正義感に溢れた凛とした生き方が素晴らしい。徳川斉昭を演じる北大路欣也、井伊大老を演じる伊武雅刀も貫禄十分。

 この物語の背景には米国をはじめ、ヨーロッパ諸国から開国を迫られる、日本の姿があることもよくわかった。

 幕末と同じように、 今の日本の政治は揺れている、尖閣列島、TPP等々。

 ”温故知新”いずれにしろ、わが国はグローバルな視点での国のグランドデザインを描かなくてはいけない。幕末と違うのは今の日本には武力で対抗するという考えはない。では、どうするのか・・・。

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