2010年7月15日木曜日

「橋のない川」住井すゑの生涯

       (右側は北条さんからいただいた葉書)
 
 住井すゑは当牛久市の作家である。

発行部数600万部という大作「橋のない川」を執筆した。

 牛久市住民としては地元作家の大作は是非読まなければと思いながら、読む時間を作らずに今日に至っている。

 住井すゑを知る機会が思いがけないところから転がりこんだ。


 私は秋田の出身だが、高校時代の恩師から、「僕の大学時代の後輩に住井すゑの研究家がいるよ」という便りが今年のはじめにあった。

 そして、6月、北条常久という方からお葉書をいただいた。

 この方が恩師のいう住井すゑの研究家だった。


 6月20日、住井すゑさんの居宅の敷地内にある「抱僕舎」で北条さんのお話を聞いた。

 その話が実にに面白い。

 その場で即売されていた北条常久著「橋のない川、住井すゑの生涯」を買い求めた。

 半分くらい読み進んだ。


 実に面白い。北条さんはたいしたものだと思った。この本を書くに当たって、住井すゑの郷里である奈良の取材は勿論、膨大な関連資料を読み、関係者を取材している。さすが文学博士である。

 北条さんは現在、秋田市立図書館長。

 

 住井すゑさんによって出身地の秋田と現住所の牛久に橋がかかった。

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