2010年7月5日月曜日

北陸旅行(3)善光寺

         東山魁夷館から善光寺方面を臨む
     善光寺仁王門から三門を臨む。本堂はその先にある。

 1日、8時20分はくたか5号に乗って金沢出発。


直江津で信越線に乗換えて長野に向かう。長野着11時50分。


カンカン照りの猛暑。歩いて善光寺まで行く方法もあるが、バスに乗る。


仲見世入り口にある「大丸」というそば屋で昼食。にしんそばを食べる。なかなか美味だった。


 参道を歩いていて、善光寺の近くに東山魁夷館があるのがわかり、これは是非とも観なければと思う。


 それにしても善光寺の本堂は巨大だ。間口24m、高さ30m、奥行き54mで東日本最大の大伽藍だという。宝永四年(1707)に再建され、もちろん国宝。ご本尊は百済から日本へお渡りになった日本最古の仏像で宗派を超えて全ての人々を受け入れているとのこと。善光寺の寺号は開山した本田善光卿の名に由来しているという。


 面白いことがあった。「お戒壇めぐり」である。ご本尊が安置されている瑠璃壇下の真っ暗な回廊を巡り、「極楽の錠前」を探り当てると極楽にいけるという。暗闇の中、小生は見事それを探り当てた。「あった」と小生がいうと、小生の手に生暖かいものが・・・。小生の前を進んでいたご婦人が後ずさりしてきて小生の手に触ったのだった。真っ暗な回廊から明るいところにでたところで「失礼しました」とご婦人はしきりに頭を下げ、きまり悪そうだった。


 東山魁夷館は善光寺は歩いて10分くらいのところにあった。まさか善光寺で魁夷の名画に会えるとは夢にも思わなかった。説明によると、魁夷の菩提寺はこの善光寺にあるという。


 14時27分、長野新幹線で帰路に着く。梅雨の季節だというのに、天候にも恵まれた北陸、充実の旅だった。永平寺や善光寺といったお寺に深い感銘を受けるようになったのも年のせいかもしれない。

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