2010年7月30日金曜日

真夏の古希記念文集づくり


 町内会の役員も今年の3月に退任して、高校同期会の古希記念文集づくりに没頭している。

高校時代の後輩である、スキー複合選手、高橋大斗君に「古希祝いのメッセージ」をお願いしたら、メッセージのサインと一緒にジャンプの写真をいただいた。

 彼は今年バンクーバーオリンピックにも出場した複合のエースの一人なのだ。

 ジャンプの写真が素晴らしいので表紙に使用させていただく事にした。

 記念文集のタイトルも”ありがとう、いつまでも”から”飛翔70年”に変更した。


 7月から本格的な打ち込みに入った。外出の無い日は猛暑の中、半日はパソコンの前に座っている。130頁くらい打ち終わった。同期生の原稿締め切りは8月末である。最終的には200頁を超えそうである。

 印刷まで自分でやる決意である。

 印刷を外注するとモノクロとカラーでは値段は違う。自分でやると、カラーにしてもインク代が上がる程度なので、カラー頁が増えるのはチットも気にならない。

 ただ、インク代も高いので補充インクを使用する予定。補充インクを使用すると、プリンターのノズルが詰まるという情報もある。

 8月後半から印刷に入る予定。どうなることやら・・・。

2010年7月25日日曜日

愛読誌「レコード芸術」の危機?


 音楽之友社が出版している「レコード芸術」誌、18歳頃から愛読している。ということは50年間読んでいることになる。”レコ芸”が発売される毎月20日は私の心の弾む日である。

 どんなCDの新譜がでているか?その中で特選盤になっているのはどれか、翌月の話題盤はなにか?海外ではどんなCDが発売されているのか?音楽評論家・諸氏はどんな論評をしているのか?興味がつきない。

 ところが、最近の”レコ芸”本の厚みが急に薄くなってきた。ちなみに昨年の同誌と比較してみると70頁くらいページが少なくなっていいる。

 最近、ジャズ専門誌の「スゥイングジャーナル」が休刊になったと聞く。もしかしたらクラシック専門誌の”レコ芸”も同じ道を辿るのではないかと不安になる。

 本が薄くなった最大の原因はCDの新譜が少なくなったことだと思う。それにともなって、レコードメーカーの広告も減る。

 読者も節約志向なので、立ち読みや図書館で済ませる。牛久の図書館でも”レコ芸”のバックナンバーはいつも貸し出し中である。熱心な読者はいるのである。

 そこで読者の皆さんに言いたい。

 ”レコ芸”の立ち読み、図書館での購読はやめよう。自分で買おう。月¥1250の出費を渋っていると、肝心の”レコ芸”そのものが無くなってしまうよ!

2010年7月15日木曜日

「橋のない川」住井すゑの生涯

       (右側は北条さんからいただいた葉書)
 
 住井すゑは当牛久市の作家である。

発行部数600万部という大作「橋のない川」を執筆した。

 牛久市住民としては地元作家の大作は是非読まなければと思いながら、読む時間を作らずに今日に至っている。

 住井すゑを知る機会が思いがけないところから転がりこんだ。


 私は秋田の出身だが、高校時代の恩師から、「僕の大学時代の後輩に住井すゑの研究家がいるよ」という便りが今年のはじめにあった。

 そして、6月、北条常久という方からお葉書をいただいた。

 この方が恩師のいう住井すゑの研究家だった。


 6月20日、住井すゑさんの居宅の敷地内にある「抱僕舎」で北条さんのお話を聞いた。

 その話が実にに面白い。

 その場で即売されていた北条常久著「橋のない川、住井すゑの生涯」を買い求めた。

 半分くらい読み進んだ。


 実に面白い。北条さんはたいしたものだと思った。この本を書くに当たって、住井すゑの郷里である奈良の取材は勿論、膨大な関連資料を読み、関係者を取材している。さすが文学博士である。

 北条さんは現在、秋田市立図書館長。

 

 住井すゑさんによって出身地の秋田と現住所の牛久に橋がかかった。

2010年7月11日日曜日

自転車盗難

       (この度、購入した新車・埼玉ホダカ社製)
 愛用の自転車が2回目の盗難にあった。

この自転車、確か定年になった時に買ったように記憶している。

 購入して2~3年経ってから最初の盗難にあった。

 盗難にあってからは自転車無しの生活を送っていた。

 3年ほど経過した、ある時、隣町の茎崎町(現在はつくば市)の主婦から電話がかかってきた。

 「あなたの自転車が集会所の空き地にあるので取りにきて欲しい」

 確かに3年前駅前に置いていて行方不明になった自転車だった。

 後輪の泥除けの金属カバーに「〇〇中学校××××」という表示があった。名前のところは、削って消した跡があり判別できない。

 つまり、〇〇中学校の生徒が盗んだ自転車に3年間、乗り続けたようだ。卒業して用が無くなったので放置したのだろう。

 幸か不幸か、この自転車には防犯ラベルが貼ってあったので、私のところへ帰ってきたという次第だ。

 タイヤが磨耗していたので、新品と交換し、今までこの自転車に乗り続けた。

 8日、駅前の「庄や」で懇親会があり、自転車ででかけた。帰る時に探したが見当たらない。
 誰かが軽い気持ちで一寸借りたのかもしれない。というケースも考えられるので翌日も探してみたがやはり見当たらない。
 
 実はこの自転車、ボロボロ。サドルを支える支柱の金属が折れて、サドルが外れている状態だった。

 盗んだ輩もとんでもない自転車をつかまされたと、後悔しているに違いない。

 あるいはまた、どこかに捨てられているかもしれない。

シルバーセンターでスーパーの掃除をしている小生にとって、今は自転車は必需品。

 10日、新品の自転車を購入した。購入価格は¥17,000

 この自転車いつまでもつかな・・・?


 

2010年7月5日月曜日

北陸旅行(3)善光寺

         東山魁夷館から善光寺方面を臨む
     善光寺仁王門から三門を臨む。本堂はその先にある。

 1日、8時20分はくたか5号に乗って金沢出発。


直江津で信越線に乗換えて長野に向かう。長野着11時50分。


カンカン照りの猛暑。歩いて善光寺まで行く方法もあるが、バスに乗る。


仲見世入り口にある「大丸」というそば屋で昼食。にしんそばを食べる。なかなか美味だった。


 参道を歩いていて、善光寺の近くに東山魁夷館があるのがわかり、これは是非とも観なければと思う。


 それにしても善光寺の本堂は巨大だ。間口24m、高さ30m、奥行き54mで東日本最大の大伽藍だという。宝永四年(1707)に再建され、もちろん国宝。ご本尊は百済から日本へお渡りになった日本最古の仏像で宗派を超えて全ての人々を受け入れているとのこと。善光寺の寺号は開山した本田善光卿の名に由来しているという。


 面白いことがあった。「お戒壇めぐり」である。ご本尊が安置されている瑠璃壇下の真っ暗な回廊を巡り、「極楽の錠前」を探り当てると極楽にいけるという。暗闇の中、小生は見事それを探り当てた。「あった」と小生がいうと、小生の手に生暖かいものが・・・。小生の前を進んでいたご婦人が後ずさりしてきて小生の手に触ったのだった。真っ暗な回廊から明るいところにでたところで「失礼しました」とご婦人はしきりに頭を下げ、きまり悪そうだった。


 東山魁夷館は善光寺は歩いて10分くらいのところにあった。まさか善光寺で魁夷の名画に会えるとは夢にも思わなかった。説明によると、魁夷の菩提寺はこの善光寺にあるという。


 14時27分、長野新幹線で帰路に着く。梅雨の季節だというのに、天候にも恵まれた北陸、充実の旅だった。永平寺や善光寺といったお寺に深い感銘を受けるようになったのも年のせいかもしれない。

2010年7月3日土曜日

北陸旅行(2)永平寺、金沢

         兼六公園のみごとな松。
       江戸時代を彷彿とさせる 金沢ひがしの茶屋。

               永平寺、参道


 30日深夜、サッカーワールドカップ、パラグアイ戦。旅館の布団の中でテレビ観戦。みごとな戦いぶり、久しぶりに肉食系日本人男子を感じる。やはり男はこうでなくっちゃ。



 7時朝食。仲居のれい子さんがかいがいしく給仕してくれた。



 9時20分JR芦原駅発のバスで永平寺へ。10時15分山門入り口着。日光東照宮に似て、杉の老木が迎える。宿坊だけあって、環境、建物すべてが清冽、荘厳。すれ違う修行僧は黙して語らず、隅々まで清掃が行き届き、清々しい。さすが曹洞宗大本山である。



 福井にでて同駅発12:03しらさぎ号に乗る。12:50分金沢到着。



 まずはひがし茶屋に行く。まるで江戸時代に迷い込んだよう。国重要文化財の郭「志摩」は実に粋だった。次いで、兼六園へ。さすが名園である。それぞれに風情のある松の老木が素晴らしい。



 ここは加賀百万石の城下町なにである。



 泊まりは昨日とは違って、駅前のアパホテル。機能優先の低価格ホテル。一泊4,000。大浴場が併設されている。サラリーマンの定宿らしく、エレベーターの中も大浴場もサラリーマンで一杯。

2010年7月2日金曜日

北陸旅行(1)東尋坊、開花亭

              遊覧船乗り場からみた東尋坊
      開花亭の見事な日本庭園。料理、もてなしも超一流

 
 大人の休日。2泊3日JR東北+α乗り放題1万2千円。


これを利用して家内と北陸へ旅立った。


 29日、牛久駅6時30分出発。雨。上越新幹線で越後湯沢へ。ここで特急はくたかに乗換え金沢へ。金沢で特急しらさぎへ乗換え、福井県の芦原(あわら)温泉に13時26分到着。こちらの天気は曇り。


 ここからバスで東尋坊に向かう。約40分ほどで到着。


 サスペンスドラマのロケ地として有名な東尋坊だが期待したほどの凄さはない。断崖に向かう両側にお土産屋が並ぶが、その閑散ぶりの方が、ある意味では凄い。


 東尋坊を後にしてあわら温泉に戻り、ネットで予約しておいた開花亭に16時に到着。


 開花亭は昭和天皇、平成天皇、常陸宮、秋篠宮、清子内親王、皇太子が泊まられた旅館だという。


 純和風の老舗旅館である。


 部屋の作りも素晴らしいが日本庭園が見事。通していただいた部屋からも苔むした庭園が眺められる。縁側の椅子にもたれて、しばし、時間の経つのを忘れてしまった。


 この部屋には仲居さん用の台所がついている他、3畳の書斎までついている。


 仲居さんが夕食から朝食まで、実の姉か母のように世話をしてくれる。


 小生のことを終始「旦那さん」と呼んでくれた。


 こんなに親身に仲居さんにお世話していただいたのははじめてである。料理にも心がこもっていた。


 こんな名旅館に小生のような年金生活者が泊まれるのも不況のお陰である。(宿泊代は通常の半額ほど)このような名旅館には是非、今後とも頑張ってもらいたい。