2010年6月13日日曜日

日暮里、洗足、江戸川台(2)




 洗足池の名前の由来は、日蓮上人が身延山から池上の館に向かうとき、この池で足を洗ったことからきているという。日蓮上人は、河畔で休憩するが、その時に袈裟を松にかけたという。その「袈裟掛けの松」が御松庵(写真)の中にある。休憩の跡、日蓮は常陸国(茨城県)へ向かう。


 御松庵の向かいは勝海舟の別邸(洗足軒)の跡で、看板が立てられている。(写真)勝海舟と西郷隆盛は洗足軒で日本の将来について歓談したと記されている。


 洗足からトンボ帰りで常磐線に乗り、柏駅で下車。東武線で江戸川台に向かう。2時からSPコンサートが開催される。昨年だったと思うが小生、このコンサートの主催者である豊島さんに、松戸市の木村恭平さんから譲り受けたSPレコードを再譲渡。このSPレコードが聴けるのである。


 会場には近郊の音楽ファン30名ほどが集まっていた。


 三浦洸一、レックス・アレンに続いて、寄贈したSPレコードが再生された。


  ①藤原義江・女心の歌 ②藤原義江・乾杯の歌 ③中山悌一・椿姫から ④三宅春江・アベマリア


 藤原歌劇団を創設した藤原義江、二期会合唱団を創設した中山悌一の名唱はザーザーという針音ノイズと100年近い年月を超越して朗々と会場に響きわたった。


 

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