2010年6月7日月曜日

オーディオ評論家・神崎一雄の世界


 昨年のオーディオ関係者による忘年会の席上、評論家の神埼一雄先生に茨城で講演をしていただけないかと打診してみた。手弁当の出演要請にもかかわらず、快く引き受けて下さった。

 5日(土)、その講演の日である。12時50分、佐貫駅で先生と落ち合い、関東鉄道で竜ヶ崎に向かう。13時05分、会場につくと竜ヶ崎音楽愛好会・ゲヴァントハウスのスタッフ、石井さん、中川さん、古屋さんが出迎えてくれた。

 30分ほど、音だしの確認や、講演の手順について打ち合わせ。

 14時開演。会場は名古屋、福島、千葉、筑波などからかけつけたオーディオ・音楽ファン、50名で満員。

 先生の話の中心は音楽録音についてのエピソードが中心だった。①現代音楽の場合、作曲家も録音会場に同席している場合があり、その場で演奏者が、演奏しにくい場所があると「先生、ここは演奏しにくいですよ」というと、作曲家がその場で「これではどうかね」と修正する②ライヴ録音といっても、ライブで演奏上まずいところがあると、練習のときのものと差し替える。現在はデジタル時代なので、差し替えが簡単。ライブ録音といっても会場のノイズが全く聴こえないのもその成果・・・等々、興味深い話題が次からつぎえと続き、予定の2時間30分はアッという間に終わった。

 講演終了後、近くの焼き鳥屋で打ち上げ。スタッフの面々は筋金入りのオーディオ・音楽ファンだけにアルコールが入るとヒートアップ。しかし、どんな質問にも納得のいく答えを出す神崎先生。さすが評論家の重鎮である。(左から4人目が神崎一雄先生)

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