2009年11月5日木曜日

故郷・秋田新発見④稲住温泉その2


            野趣豊かな露天風呂

 稲住温泉の芳名簿がフロント脇のディスクにあった。


佐藤栄作、水上勉、宇津井健、安岡章太郎、吉永小百合、佐野周二、左幸子など主に昭和時代に活躍された文人、俳優、政治家等の名前が目を引く。昭和30年の「女中っ子」、昭和60年の「ひとひらの雪」等の映画ロケにも使用されている。


 現在、秋田の観光地というと、新幹線が田沢湖を通っていることもあり、周辺の角館、玉川温泉が有名だが、昭和の初期は稲住温泉が秋田の奥座敷として反映したものと思われる。その反映の一旦を院内銀山が背負っていたのかも知れない。


 なお、稲住温泉には昭和55年、芸術院賞を受賞した孤高の建築家、白井晟一がかかわった建築物が多い。その建物の一部が卓球の愛ちゃんのトレーニング場として活用されており、愛ちゃんが受賞した盾や、北京オリンピックの時に愛ちゃんが持って走ったトーチなども陳列されている。
 
 翌、29日は同じ雄勝で中学時代の同級会があり、深夜、秋田を経って、朝茨城の自宅に帰った。家人に酔っ払い運転をしたのではないかと疑われた。嫌疑をかけられても弁解のしようもない強行日程だった。

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