2009年7月19日日曜日

LPレコードの音に取り付かれた友人

   (小生、手作りのチラシ)
 私の古くからの友人にLPレコードの音に取り付かれた男がいる。


確かに、LPレコードの場合、盤面にゴミや埃があるとプツン、プツンという音がするが、CDと違って、自然な音がする場合がある。20年前、LPレコードに刻まれた音を針ではなくレーザーで読み取るというプレーヤー(エルプ)が開発された。レーザーの場合、盤面と非接触で溝に刻まれた情報を読み取ることができる。このため、レコードの溝に傷を付けたり、磨耗する心配がない。


 ところが、このプレーヤ、100万円前後するというので、一般には普及していない。

 友人はこのプレーヤーを購入した。しかも欧米各地を廻って、できるだけ状態の良い(傷や汚れのないレコード)レコードを収集している。


 私も聴かせてもらったが、ビックリするような音がする。1960年に発売されたブルーノ・ワルターとコロムビア交響楽団によるモーツアルトの交響曲第41番「ジュピター」など、新発売といって良いほどの新鮮な音である。つまり、過去のフルトヴェングラーやトスカニーニといった伝説の演奏家が蘇るのだ。


 中山さんにお願いして、隣町の音楽愛好会「ゲバント・ハウス」で中山さんの研究成果を披露してもらうことにした。

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