(サントリーホール、カラヤン広場)
オランダ出身のスダーンが音楽監督を務める東京交響楽団の評価が高まっている。
レコード芸術(2008年5月号)誌が40人の音楽評論家による世界のオーケストラのランキングを発表している。1位ベルリンフィル、2位ウィーンフィル。3位以下は表の通りだが、35位に東京交響楽団(東響)、37位にNHK交響楽団、東京フィル、水戸室内、読売日響がランキングされている。つまり、東響は日本のオケのトップなのである。
これは聴かざるを得ないということで、昨日(12日)サントリーホールにでかけた。5千円の天上桟敷。メインである後半の曲目はシューマンの交響曲第3番「ライン」。これがやはり良かった。絵画でいうとレンブラントのよう。細密であり、音の色合いが陰影に富んでいる。ドイツかオランダのオーケストラを聴いているようだった。オーケストラの音量はNHK交響楽団や読売日響の方が上かもしれないが、音楽的な味わいはこの日の東響の方が上である。
やはり、オーケストラは常任の音楽監督を置いて、音楽作りをすべきだと改めて感じた。NHK交響楽団もデュトワが音楽監督の時は素晴らしかった。
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