2022年9月19日月曜日

父の23回忌


 9月16日は父の命日。 23回忌だった。
父は1999年(平成11年)9月16日、心筋梗塞で急逝。享年86才だった。
父は畠山家31代目である。家系図によると初代はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13名」に登場した畠山重忠だと言う。
父の子供は5名。長女85才、長男82才、次男80才(小生)、三男74才、次女71才の5名。長男と長女は実家で

ある秋田に住んでいるが、次男、三男、次女は関東である。
9月16日、「悠峰院一顆透禅清居士23回忌法要」が多宝山大蔵寺(秋田県由利本荘市)で行われた。(写真)
墓参をした後、実家に寄る。久しぶりに座敷を見ると海部総理の感謝状が目に入った。旧軍人として戦った父への慰労だった。父は千島列島、シュムシュ(占守)島でソ連軍と対峙し、地獄絵を見た。「最果てのシュムシュの兵舎凍て尽きてふるさと思う北斗七星」父の詩である。もう一枚。安倍総理からのものがあった。平成27年、百歳を迎えた母へのものだった。
沈静化したとはいえ、コロナ第7波の時期であり実行が危ぶまれ
たが、この機を逃しては兄弟姉妹が顔を合わせることはないかもしれないという施主(兄)の思いがあった。幸い天気にも恵まれ、父の思い出を語りあうことができた。次女の伴侶である常陸国出雲大社の高橋宮司も参加し華を添えた。
 残念ながら施設にいる母(104才)への面会は実現しなかった。
 18日(日)、大河ドラマ「鎌倉殿の13名」で畠山重忠は北条義時と生死をかけた一騎打ちをした後、非業の最後を遂げる。それは武士の名誉と誇りをかけた見事な散り際であり「武士の鏡」と後世に伝えられることになった。


2022年9月12日月曜日

茨城発の日本総合伝統芸能集団「喜楽座」

 

11日(日)日本総合伝統芸能集団、井坂斗絲幸社中「喜楽座」の公演が牛久市中央生涯学習センター大ホールで開催された。午前、午後と2回開催されたが、いずれも満席だった。
この集団は牛久市の隣町である阿見町に拠点をおいており「津軽三味線全国大会3年連続2部門優勝!」の快挙を達成した。日本の伝統を守り次世代に受け継いでいくという高邁なポリシーを掲げている。津軽三味線のみならず唄、太鼓、舞踊、箏、時には洋楽器も取り入れ、日本の音楽をより親しみやすく発信する。
同団体は「牛久」「土浦」「阿見」「龍ヶ崎」「つくば」「広島」「浅草」に点在しており、45年間、井坂氏の指導のもとに研鑚を積んできた。当日の企画・総合演出は井坂氏によるものであり、若者達が演奏し、唄い、踊る舞台は聴衆を圧倒した。
同団体はNHK総合テレビにも出演。全国ツアーを実施。日韓交流イベントにも参加している。茨城県が世界に誇る芸能集団である。今後の活動に注目したい。
 写真は当日の舞台。秋田県民謡「新タント節」より。
(この集団、5月12日、私の住む「刈谷ベテランズクラブ」でも、公演の一部を披露。老人達に夢と勇気を与えた。当日のブログで紹介)



2022年9月10日土曜日

健さんとの「ピュア」な 一時


 もう、47年前の話である、私は磁気テープ事業部に新しく設置された商品企画課の責任者になった。商品企画はマーケティング部門である。お客様がどいう商品を欲しているか調査し、技術部門と一緒になって商品を開発し、でき上った商品をオーディオ評論家や専門誌を通じお客様に伝える。
お客様がカセットテープに求めているのは「良い音」だというのが私の方針だった。そのためには聴感評価が大事だというのが私の考え方だった。料理でいえば「味」である。
私の課に健さんがいた。
彼の耳は抜群だった。健さんは文化系の卒業だが「音」という感性を言葉にして表現し、電磁変換特性に落とし込んで技術者と会話することができた。彼のお陰で、音楽評論家やマニアに高い評価を得る商品を次々に開発することができた、「AD」「SA」「MA-R」がその代表作である。
健さんは佐倉市在住。6日、牛久市との中間にある喫茶店で健さんと会った。(写真・上)

久し振りのカセットテープ談義になった。2人の共通認識は「ノーマルポジション」のカセットが一番いい音がするね。だった。ハイポジションは確かに電磁変換特性は優れているが、レコーダとの相性が難しい。「SA」と「Nakamichi1000」の組合せは抜群で異次元の音がした。メタルポジションになると、優れた特性を引き出そうと試行錯誤している途中でCDRが登場し頓挫してしまった。ノーマルポジションのカセットが一番熟成し、音楽を自然に聞かせてくれるので、誰にでも安心してお勧めできるのである。
健さんから、健さんが開発した「オーデイオコード」をいただいた。銅と銀を素材にしたものだという。(写真・中)

健さんはオーディオが好きで、今も「ピュア」な音を求め続けている。人としても「ピュア」である。6日も「ピュア」な一時だった。
その点、自分はオーデイオについてはいいかげんである。晩酌が祟ったのか、痛風にかかってしまった。(写真・下は痛風と血圧の薬)


2022年9月2日金曜日

看板に偽り?エフエム東京開局40周年CD


「カラヤン ベルリン・フィル ライヴ・イン東京1977」というCDを聴いた。曲目はベートーヴェン作曲交響曲第6番「田園」第5番「運命」第9番「合唱」。収録会場は5千名収容の普門館。
キャチフレーズを見るとこうだ!「TOKYO FM開局40周年記念盤」「奇跡的に保存されていたカラヤンBPOのステレオ・ライブ。素晴らしい演奏!凄い音質!」
この演奏は同局の「TDKオリジナルコンサート」で放送されたものだが、そのような説明はない。そこに放送局開局40周年に対する並々ならぬ意気込みを感じる。
ところがである。CDを開封して解説書に掲載された録音プロデューサー東条碩夫氏のコメントを見ると、”これは「第9」をお聴ききになる方のために、あらかじめご諒解を得ておかなくてはならない。実はまさに本番の直前、それまで快調だった収録用のアンプが、突然トラブルを起こし、事実上使用不能になり、復帰も不可能になってしまった。ー略ーこういう場合、われわれがどれだけ惨めな気持ちになるかは、筆舌に尽くしがたい”つまり、録音プロデューサーとしては無念の録音だったと推測される。
実際CDを聴くと、演奏は素晴らしいという見当はつくし、聴衆の反応も良好である。ただ、音ということになると、東条氏の指摘した「第9」は別にしても全体的にクリアさがない。”凄い音質”とは言い難い。
発売元はキングインターナショナルである。同社には昔からお世話になっている。同社の付けるキャッチフレーズは素晴らしい。天才的である。つい買いたくなる。しかし、この度は看板と中身にかなり乖離があると感じたしだいである。
 カラヤン先生も”凄い音質!”だとは感じないと思う……。
 
 解説書に Special thanks to ということで、小生の名前も掲載されている。やや複雑な心境である。

2022年8月28日日曜日

「大切なのは金や権力ではなく子供である」/マイケル・コルレオーネ


 「大切なのは金や権力ではなく子供である」
これは映画「ゴッドファーザーⅢ」で老境に入ったマイケル・コルレオーネが語った言葉である。これは小生の信条と一致する。
8月、録画しておいた映画「ゴッドファーザーⅠ・Ⅱ・Ⅲ」を観た。やはり凄い作品である。
「ゴットファーザー」は第2次世界大戦直後、ニューヨーク五大ファミリーの一角で、最大の勢力を誇るイタリア系マフィア「コルレオーネ・ファミリー」のドラマである。
初代ヴィトー・コルレオーネ(写真・上)は犯罪組織の長であるものの、道徳心は強く、義理堅く、慈悲深い性格であり、部下だけでなく、一般人からも尊敬される。後を継いだマイケル・コルレオーネ(写真、中・下)も道徳心に優れており(麻薬には手をださない)、やがては犯罪組織から足を洗い、事業家となることを目指す。
ただ、犯罪組織でファミリーを守り、財産(シマ)を守り、事業家に転身するのは至難の業である。疑心暗鬼の中で、敵対するファミリーを暗殺、実の兄まで殺害してしまう。
 そして語った言葉が「大切なのは金や権力ではない子供である」だった。
 映画の終盤、犯罪組織の後継ぎを嫌い、オペラ歌手になった息子の晴れ舞台を家族で鑑賞。感動に浸って劇場から出たところで、マイケルは敵対するファミリーの殺し屋に襲われる。弾丸は最愛の娘メアリーに当たる。マイケルはメアリーを抱きしめ、慟哭の中で気を失う。
 時は過ぎ、金や権力より大切なメアリーを失ったマイケルは、誰に看取られることもなく息絶える。

 自分はお金も権力もないが2人の子供と6人の孫に恵まれた。
 自分の最後はマイケルよりはマシなのではないかと思った。

 <監督>フランシス・フォード・コッポラ
 <出演>マーロン・ブランド/アル・パチーノ
 <受賞>1972年度アカデミー賞(作品賞、主演男優賞、脚色     賞)

2022年8月21日日曜日

コロナ対策の基本は快食快眠!再起動の8月

 
8月は猛暑とコロナ第7波の中、再起動の月となった。

4日→牛久市花いっぱいコンクール審査会(第4位)。老人クラブの先輩に誘われはじめて花壇づくりのお手伝いをした。真夏のカンカン照り。休憩時間の仲間との茶会が楽しかった。
4日→NPO法人・龍ヶ崎ゲヴァントハウス幹部と話し合う。80才を迎え、第一線を退くことにする。
9日→45年ぶりにOさん(元・ポリドール)、Nさん(元・大阪国際フェステバル協会)と三者会談(日本の音楽界について語る)。
12日→痛風再発。自宅から5分の中野医院へ。78才の院長、親身になって診察。
14日→息子、高3と、小6の孫を連れて来宅。秋田市の料亭「濱野の家」で取引先と会食したとのこと。息子の時代に変わっていること実感。
19日→コロナワクチン接種(4回目)
20日→JVC・ケンウッドのSさん、フジフィルムのTさんと、会社定年後のあり方について情報交換。
《これから》
29日→車検(見積、83,980円也)
31日→傘寿の会(高校・同窓生)申込〆切。17名に案内を出したが、参加申込者は現在
3名。「人生の店じまい」をした同窓生がほとんとのようである。
9月16日→父の23回忌で秋田へ。5人兄妹姉妹が集まるのはこれが最後か。
10月21日→「三人の会」「傘寿の会」26日「業界リーダー、卒寿を祝う会」 11月→小生監修の本、出版予定。

●8月はコロナということで老人会は活動中止。これも対策の一手法ではあるが、基本は「健康な日々を送ること」「快食快眠」だと思う。日々、グランドゴルフと散歩で活動し、妻の作った料理をいただき、十分睡眠をとり、ブログを書き続ける…。




2022年8月11日木曜日

「偏愛」=「生きがい」


現役の頃、お世話になった和泉賢二さんから「偏愛の70’s Collection」という展示会の案内をいただいた。
会場はさいたま市浦和区「柳沢画廊」とある。7月24日、でかけたのであった。
JR浦和駅に降りて「柳沢画廊」に向かう。途中、狭い道に商店街が並ぶ。画廊は商店街の一角にあった。展示場は1フロア10坪くらい。その2階と3階にコレクションが展示されていた。
展示場には粟津潔、池田満寿夫、篠山紀信、木村伊兵衛等、1970年代の巨匠の作品が並ぶ。そこで、ひときわ小生の目を引いたのは「横尾忠則」の作品である。怪しい雰囲気が漂う。(写真)案内の方によると和泉賢二さんの「横尾忠則」のコレクションは希少価値があるという。和泉さんが一番偏愛しているのは横尾なのではないかと感じた。

もう一点、感銘を受けたのが1964東京オリンピックのポスターである。亀倉雄策の作品。
今見ても圧倒的である。TDKのダイヤモンドマークの社章をデザインしたのも亀倉雄策だった。
デザイン、写真だけではなく、「偏愛」は各ジャンルに存在する。私が所属する音楽同好会のメンバーにも偏愛者は多い。LPレコードを収集し、聴くのではなく、盤を洗浄したり、ジャケットを眺めているだけというのは偏愛のジャンルだと思う。
この「偏愛」が本人にとっては「生きがい」である。
という自分も偏愛者の一人なのかも知れない。
それにしても「偏愛」コレクションを開催できる画廊のある浦和の文化度は高いと思った。