2022年8月11日木曜日

「偏愛」=「生きがい」


現役の頃、お世話になった和泉賢二さんから「偏愛の70’s Collection」という展示会の案内をいただいた。
会場はさいたま市浦和区「柳沢画廊」とある。7月24日、でかけたのであった。
JR浦和駅に降りて「柳沢画廊」に向かう。途中、狭い道に商店街が並ぶ。画廊は商店街の一角にあった。展示場は1フロア10坪くらい。その2階と3階にコレクションが展示されていた。
展示場には粟津潔、池田満寿夫、篠山紀信、木村伊兵衛等、1970年代の巨匠の作品が並ぶ。そこで、ひときわ小生の目を引いたのは「横尾忠則」の作品である。怪しい雰囲気が漂う。(写真)案内の方によると和泉賢二さんの「横尾忠則」のコレクションは希少価値があるという。和泉さんが一番偏愛しているのは横尾なのではないかと感じた。

もう一点、感銘を受けたのが1964東京オリンピックのポスターである。亀倉雄策の作品。
今見ても圧倒的である。TDKのダイヤモンドマークの社章をデザインしたのも亀倉雄策だった。
デザイン、写真だけではなく、「偏愛」は各ジャンルに存在する。私が所属する音楽同好会のメンバーにも偏愛者は多い。LPレコードを収集し、聴くのではなく、盤を洗浄したり、ジャケットを眺めているだけというのは偏愛のジャンルだと思う。
この「偏愛」が本人にとっては「生きがい」である。
という自分も偏愛者の一人なのかも知れない。
それにしても「偏愛」コレクションを開催できる画廊のある浦和の文化度は高いと思った。


1 件のコメント:

  1. 先輩の関わり会った影響力と付き合った人とのCMケーション矢張り畠山先輩は

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