(トランプゲームに興じる孫達)
昨日(15日)、お盆ということで孫達がやってきた。
いつもは家内と2人きりの静かなわが家がお祭りのような賑やかさになった。
私には娘と息子がおり、それぞれに3人の子供達がいる。つまり、6人の孫がいるわけだ。
昨日は5人の孫が勢ぞろいした。嬉しい事に娘婿も来てくれた。
16時に孫達に囲まれ、息子と娘婿とビールで乾杯!至福の一時がはじまった。
テレビでは高校野球。娘が卒業した大学の付属高校が大活躍ということもあり、宴会はおおいに盛り上がった。
子どもは子ども同士ということで、食事後トランプゲームがはじまる。
娘と息子の孫達は久しぶりに会うのだが、まったく違和感なく同化している。
〝世界の平和も家庭の一歩から″まずは家庭の平和が大切である。
先祖を敬い、家族の大切さを認識させる「お盆」は日本の大切な風習の一つである。
それにしても孫はかわいい。
2014年8月16日土曜日
2014年8月9日土曜日
銀座の「おもてなし」
(銀座・ソニービル前の屋外大水槽)
8日(金)、銀座にお出かけした。
10時30分、歌舞伎座近くの喫茶店でNさんにお目にかかる事になっている。いつもNさんに昼食をご馳走になる。今日もそのような流れになるに違いない。申し訳けないので、お土産を買おうと思った。何がいいかな・・・?
Nさんは79才とご高齢である。「千疋屋」が目に入った。そうだ果物にしよう。店内に入って驚いた。メロンなど、ほとんどが万円である。手頃なのがあった。オレンジ、1個650円。普通の果物店で買うと100円代である。産地や、種類など厳選されているに違いない。
「へえ、千疋屋ですか。宮内庁ご用達のお店ですね。ありがとう」さすが、Nさん、千疋屋の事、良くご存知だった。
Nさんとお別れした後、銀座・三越による。
小生、誠に申し訳けないが三越で買物はしないが時々トイレをお借りしている。ここのトイレ、いつ入っても掃除が行き届いている。大のトイレを覗いて驚いた。使用説明表示が英語、韓国、中国語、点字と万全。2020年の東京オリンピックを控えて、このような「おもてなし」は今後ますます充実していくに違いない。
ソニービルの前は黒山の人だかり。「屋外大水槽」である。今年、国立公園に指定された慶良間諸島の魚達が悠々と泳いでいる。ナポレオンフィッシュの名前で親しまれている体長1m超のメガネモチノウオには驚いた。
銀座の後、神田で現役時代、オーディオ・ビデオのイヴェントでお世話になったNさんと会い、久しぶりに情報交換。こちらのNさん、64才。大手電気メーカーのアドバイザーとして頑張っているとの事。頼もしい限りである。

(銀座・三越のトイレの表示。各国語が並び、さすがである)
8日(金)、銀座にお出かけした。
10時30分、歌舞伎座近くの喫茶店でNさんにお目にかかる事になっている。いつもNさんに昼食をご馳走になる。今日もそのような流れになるに違いない。申し訳けないので、お土産を買おうと思った。何がいいかな・・・?
Nさんは79才とご高齢である。「千疋屋」が目に入った。そうだ果物にしよう。店内に入って驚いた。メロンなど、ほとんどが万円である。手頃なのがあった。オレンジ、1個650円。普通の果物店で買うと100円代である。産地や、種類など厳選されているに違いない。
「へえ、千疋屋ですか。宮内庁ご用達のお店ですね。ありがとう」さすが、Nさん、千疋屋の事、良くご存知だった。
Nさんとお別れした後、銀座・三越による。
小生、誠に申し訳けないが三越で買物はしないが時々トイレをお借りしている。ここのトイレ、いつ入っても掃除が行き届いている。大のトイレを覗いて驚いた。使用説明表示が英語、韓国、中国語、点字と万全。2020年の東京オリンピックを控えて、このような「おもてなし」は今後ますます充実していくに違いない。
ソニービルの前は黒山の人だかり。「屋外大水槽」である。今年、国立公園に指定された慶良間諸島の魚達が悠々と泳いでいる。ナポレオンフィッシュの名前で親しまれている体長1m超のメガネモチノウオには驚いた。
銀座の後、神田で現役時代、オーディオ・ビデオのイヴェントでお世話になったNさんと会い、久しぶりに情報交換。こちらのNさん、64才。大手電気メーカーのアドバイザーとして頑張っているとの事。頼もしい限りである。
(銀座・三越のトイレの表示。各国語が並び、さすがである)
2014年8月7日木曜日
一流新聞に「精力食材」の全面広告
昨日、朝刊を開いてアレと驚いた。
「精力食材」の全面広告が掲載されている。
(スポーツ新聞ではありません。一般紙ですよ!)
私が購読している新聞はインテリ層の読者が多く、教師の方々の購読者も多いと認識している。
私が子どもの頃、新聞は記事だけではなく広告の頁も読めば為になる。と、先生に教えられた。
今は「精力食材」も教養に結びつくというのだろうか?
従軍慰安婦記事掲載についての見解と同じように、この件についても見解をおうかがいしたい。
この日は一面トップに日本を代表する清純派女優のインタヴュー記事も掲載された。
「精力食材」の全面広告はこの女優さんに対しても失礼なのではないか?
というか、小生も72才。世の中の常識に疎くなってしまったのかもしれない。
2014年7月31日木曜日
古希の祝いに〝バイロイト〟というお嬢さん
《写真》バイロイト行きの夢破れ「飲み会」に興ずる筆者(左下)。25日、TDK時代の同僚・高橋氏(右)と。
美しい封書が届いた。
差出人を見ると、ピアニストのT嬢である。
中にコンサートのチラシと招待券が入っている。
私が衝撃を受けたのは、同封されていたお手紙だった。
「8月、父を連れてバイロイトに行ってきます。今年度からはじまったインターネット販売で執念でチケットを入手しました。古希祝いです。」
T嬢のお父上は放送局でご活躍されたクラシック番組収録エンジニアである。お父上にとっては願ってもない古希の祝になると思う。なんという父娘の愛情であろう。ワグナーの楽劇にでてくる父娘の情愛を連想してしまった。
私もクラシック音楽ファンの端くれである。
生涯に一度はワーグナーが自分の楽劇を上演する為に作ったバイロイトに行くのが夢だった。
どうやらその夢は夢で終わりそうだ。
最近、私の楽しみは「音楽会」ではなく「飲み会」である。7月21日、秋田で中学の同期会、25日東京・御徒町でTDK営業部・OB会、29日牛久でTDK・コアOB会、明日8月1日は東京・銀座でテープ業界・OB会と続く。
しかし、待てよ、アルコールに陶酔するのも良いが、音楽に陶酔する事を忘れてはならない・・・。
T嬢の手紙を見てそう思った。
美しい封書が届いた。
差出人を見ると、ピアニストのT嬢である。
中にコンサートのチラシと招待券が入っている。
私が衝撃を受けたのは、同封されていたお手紙だった。
「8月、父を連れてバイロイトに行ってきます。今年度からはじまったインターネット販売で執念でチケットを入手しました。古希祝いです。」
T嬢のお父上は放送局でご活躍されたクラシック番組収録エンジニアである。お父上にとっては願ってもない古希の祝になると思う。なんという父娘の愛情であろう。ワグナーの楽劇にでてくる父娘の情愛を連想してしまった。
私もクラシック音楽ファンの端くれである。
生涯に一度はワーグナーが自分の楽劇を上演する為に作ったバイロイトに行くのが夢だった。
どうやらその夢は夢で終わりそうだ。
最近、私の楽しみは「音楽会」ではなく「飲み会」である。7月21日、秋田で中学の同期会、25日東京・御徒町でTDK営業部・OB会、29日牛久でTDK・コアOB会、明日8月1日は東京・銀座でテープ業界・OB会と続く。
しかし、待てよ、アルコールに陶酔するのも良いが、音楽に陶酔する事を忘れてはならない・・・。
T嬢の手紙を見てそう思った。
2014年7月23日水曜日
深夜バスで秋田へ。中学同期会
(由利本荘のシンボルである鳥海山と「カダーレ」。そして僕の中学時代)
6月、実家の「畠山家兄弟会」があったばかりなのに、こんどは(7月21日)中学の同期会である。
年金生活の身である。東京から、会場である秋田・由利本荘市までの交通費を調べる。新幹線・飛行機・マイカーはともに往復3万円前後。最も安いのは深夜バスである。深夜東京を出発して早朝、秋田に着く。ルートは3つある。①東京・由利本荘往復1万7千円くらい。②東京・横手往復+横手・由利本荘バス往復=1万5千くらい。③東京・酒田+酒田・由利本荘JR往復=1万3、800円。
一番安い③で行く事にした。この料金だと、同期会の会費7千円を払っても新幹線往復より1万ほど安い。ところがである。深夜バスは狭くて寝る事ができない。しかも長時間である。酒田行きは東京出発が22時、酒田着が8時45分。なんと10時間45分の旅である。案の定、乗客は元気の良い若者ばかり。しかも女性客の方が多い。
しかし、この深夜バス。素晴らしかった。久しぶりに見る大東京の夜景。(深夜バスは窓のカーテンが締まっているので、隙間から外の景色を覗く)どこまでも続くラブホテルのネオン。最大のプレゼントは早朝の湯殿山越え。窓越しに出羽山々(羽黒・湯殿・月山)の絶景が広がった。
早目に本荘駅についたので、駅前にできた由利本荘市文化交流館「カダーレ」に寄った。奇抜な外観と立派な図書館に仰天した。この図書館には昭和29年、本荘町が本荘市になってからの「市政だより」も保管されている。もしや?と思って第1号をめくってみると、祖父・畠山敬治が写真入りで掲載されている。当時祖父は石沢村の村長で本荘町に合併する経緯を語っている。
「カダーレ」とはギリシャ語かと思ったらこの地方の方言「かだれ」に因んでいるという。この地方では「仲間に入る」ことを「かたれ」というのである。
「カダーレ」は新居千秋の設計であり、2012年度・日本建築家協会賞を受賞したという。郷里・由利本荘にもこのような斬新な交流館を作る熱意があるのだ。交流館を起爆剤としてさらに発展して欲しい。
肝心の「石沢中学同期会」は午後2時から市内「安楽温泉」で開催された。宴会の前にゆっくりと温泉に浸かった。参加者は22名。往年の秋田美人にお酌をしていただき、酩酊。帰りは象潟でTDK時代の友人・今野隆君にお目にかかり、酒田発20時のバスに乗車。翌朝、窓越しに巨大な東京スカイツリーが姿を現す。6時20分、バスは無事、東京駅・鍛冶橋に到着した。
6月、実家の「畠山家兄弟会」があったばかりなのに、こんどは(7月21日)中学の同期会である。
年金生活の身である。東京から、会場である秋田・由利本荘市までの交通費を調べる。新幹線・飛行機・マイカーはともに往復3万円前後。最も安いのは深夜バスである。深夜東京を出発して早朝、秋田に着く。ルートは3つある。①東京・由利本荘往復1万7千円くらい。②東京・横手往復+横手・由利本荘バス往復=1万5千くらい。③東京・酒田+酒田・由利本荘JR往復=1万3、800円。
一番安い③で行く事にした。この料金だと、同期会の会費7千円を払っても新幹線往復より1万ほど安い。ところがである。深夜バスは狭くて寝る事ができない。しかも長時間である。酒田行きは東京出発が22時、酒田着が8時45分。なんと10時間45分の旅である。案の定、乗客は元気の良い若者ばかり。しかも女性客の方が多い。
しかし、この深夜バス。素晴らしかった。久しぶりに見る大東京の夜景。(深夜バスは窓のカーテンが締まっているので、隙間から外の景色を覗く)どこまでも続くラブホテルのネオン。最大のプレゼントは早朝の湯殿山越え。窓越しに出羽山々(羽黒・湯殿・月山)の絶景が広がった。
早目に本荘駅についたので、駅前にできた由利本荘市文化交流館「カダーレ」に寄った。奇抜な外観と立派な図書館に仰天した。この図書館には昭和29年、本荘町が本荘市になってからの「市政だより」も保管されている。もしや?と思って第1号をめくってみると、祖父・畠山敬治が写真入りで掲載されている。当時祖父は石沢村の村長で本荘町に合併する経緯を語っている。
「カダーレ」とはギリシャ語かと思ったらこの地方の方言「かだれ」に因んでいるという。この地方では「仲間に入る」ことを「かたれ」というのである。
「カダーレ」は新居千秋の設計であり、2012年度・日本建築家協会賞を受賞したという。郷里・由利本荘にもこのような斬新な交流館を作る熱意があるのだ。交流館を起爆剤としてさらに発展して欲しい。
肝心の「石沢中学同期会」は午後2時から市内「安楽温泉」で開催された。宴会の前にゆっくりと温泉に浸かった。参加者は22名。往年の秋田美人にお酌をしていただき、酩酊。帰りは象潟でTDK時代の友人・今野隆君にお目にかかり、酒田発20時のバスに乗車。翌朝、窓越しに巨大な東京スカイツリーが姿を現す。6時20分、バスは無事、東京駅・鍛冶橋に到着した。
2014年7月17日木曜日
マゼール逝く!吉田純子さんの見事な追悼文。
吉田秀和(2012年、99才で歿。文化勲章受章)亡きあと、音楽評で最も気にいっているのが朝日新聞編集委員の吉田純子さんである。
7月15日、指揮者ロリン・マゼールが84才で亡くなったという記事が朝日新聞に掲載された。追悼記事を吉田さんが書いている。その記事の結びを引用する。
「カラヤンの後継と目されつつ90年、ベルリン・フィル芸術監督の座をアバドに譲った。そのアバドも1月に逝去。アバドは調和の貴さを、マゼールは批判を恐れず己を貫く勇気を。それぞれに人生を賭し、次代への遺言を完結させた。」
短い文章の中でアバドとマゼールという2大巨匠の指揮スタイルと業績を見事に表現している。
私の身近にも素晴らしい音楽表現者がいる。
私は月に2回、隣町にある「龍ケ崎ゲヴァント・ハウス」のCDコンサートを聴きにいく。私の前の席に高野睦さんが陣取っておられる。高野さんの7月8日のブログの一部を引用する。
「ヂャーン、チャイコの4番!トランペットのファンファーレで始るコレもへ短調なのでした。ベルリン・フィルを叱り飛ばしているオザワ!両手で藁塚から藁を引き抜くようにして、音塊を取り出しては投げ、投げては跳ねる。チャイコフスキーが踊っています。(もちろん画像はありません。)いやー、コーフンしました。スピーカーの前のわれわれも大喝采。汗までかいていました。」
私もコンサートの模様を時々ブログなどに書くが、感覚的な印象を文章にするのは実に難しい。
吉田さんや高野さんの文章を読んで、自分の未熟さを感じるとともに、プロの物書きの方々の次元の違いを思いしらされるのである。
7月15日、指揮者ロリン・マゼールが84才で亡くなったという記事が朝日新聞に掲載された。追悼記事を吉田さんが書いている。その記事の結びを引用する。
「カラヤンの後継と目されつつ90年、ベルリン・フィル芸術監督の座をアバドに譲った。そのアバドも1月に逝去。アバドは調和の貴さを、マゼールは批判を恐れず己を貫く勇気を。それぞれに人生を賭し、次代への遺言を完結させた。」
短い文章の中でアバドとマゼールという2大巨匠の指揮スタイルと業績を見事に表現している。
私の身近にも素晴らしい音楽表現者がいる。
私は月に2回、隣町にある「龍ケ崎ゲヴァント・ハウス」のCDコンサートを聴きにいく。私の前の席に高野睦さんが陣取っておられる。高野さんの7月8日のブログの一部を引用する。
「ヂャーン、チャイコの4番!トランペットのファンファーレで始るコレもへ短調なのでした。ベルリン・フィルを叱り飛ばしているオザワ!両手で藁塚から藁を引き抜くようにして、音塊を取り出しては投げ、投げては跳ねる。チャイコフスキーが踊っています。(もちろん画像はありません。)いやー、コーフンしました。スピーカーの前のわれわれも大喝采。汗までかいていました。」
私もコンサートの模様を時々ブログなどに書くが、感覚的な印象を文章にするのは実に難しい。
吉田さんや高野さんの文章を読んで、自分の未熟さを感じるとともに、プロの物書きの方々の次元の違いを思いしらされるのである。
2014年7月10日木曜日
小澤征爾・水戸室内のベートーヴェン第7番
2010年、食道ガンの手術を受けた小澤征爾が奇跡のカンバックを果たしている。
去る5月25日、水戸市で自らが音楽監督をしている水戸室内管弦楽団を指揮し、ベートーヴェンの交響曲第7番を指揮した。この模様は茨城県限定でTV放送され、茨城県在住の小生はその恩恵にさずかった。
音楽は世界共通語である楽譜に従って演奏される。小澤が指揮しようが、誰が演奏しようが、変わりはない。ベートーヴェンはベートーヴェンではないかという見方もある。
ただ、音楽を聴き進んでいくと、そのベートーヴェンも演奏者によって印象が違うことに気がつく。
幸い、日本ではベートーヴェンの第9番「合唱」がプロの演奏者のみならず、身近な町の演奏者によっても演奏される。クラシックファンでなくとも同じ曲でも演奏者によって印象が違う事を体験できる。
5月、水戸と川崎で行なわれた小澤征爾・水戸室内によるベートーヴェンの第7番は多くの評論家が最高の名演と評価した。それは欧米の古今の名指揮者の演奏者と比較してもひけをとらないというものだった。
私も小澤が表現した「舞踏の化身」と評されるこの交響曲第7番の躍動感に興奮してしまった。
小澤征爾は24才の時、スクーターとギターを持って貨物船に乗り、渡仏した。以来「西洋音楽の神髄をどれだけ見極められるか。その実験だ」という基本姿勢でクラシック音楽に立ち向かってきた。
その成果がベートーヴェンの第7番だった。
小澤征爾(1959年生まれ。文化勲章受章。ボストン交響楽団、ウィーン国立歌劇場音楽監督歴任)
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