昨日は特別な日だった。
世界最高峰のオーケストラ、ウィーンフィルを聴いた。
午後4時、自宅出発。会場であるミューザ川崎シンフォニーホールに向かう。
ウィーンフィルを聴くのは何年ぶりだろう。日記を見ると、37年ぶりということになる。
若い頃は良くコンサートに行った。子供達にもコンサートを味わって欲しいと連れて行った。秋田の兄貴もクラシック好きだったので、お付き合いで聴きに行った。
しかし、コンサートの値段も高くなった。1987年頃にはウィーンフィルの来日公演のチケットが1万9千円と、2万円近くなった。意欲がなくなった。
今回のウィーンフィルのチケットはS席45,000、私が買うことができたB席は35,000。そのうち耳も聴こえなくなるに違いない。冥土の土産のつもりで買った。買えて良かった。その後、プレミアムが付いて、8万円になったプログラムもでた。
会場に着くと、「完売御礼」のポスターが貼られていた。川崎市市制100周年記念事業&ミューザ川崎シンフォニーホール開館20周年記念公演とある。
座席は4階の天井桟敷。3万5千円でこの席か。オーケストラが豆粒のよう、勿論、指揮者の表情は分からない。
でも、ウィーンフィルのまろやかな音は天井桟敷にも届いた。素晴らしい経験だった。驚いたのはなんと、アンコールにウィンナワルツを2曲も演奏してくれた。会場は沸きにわいた。毎年、ウィーンからテレビ中継されるウィーンフィルの「ニューイヤーコンサート」そのワルツが、日本でナマで聴けるなんて思わなかった。バンザーイ!と叫びたくなった。こと年まで生きていて良かった。また明日からがんばろう。ネルソン指揮のウィーンフィルに乾杯!
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