東条さんは小澤征爾が25才でバーンスタインのアシスタントになった当時から、小澤さんの才能を確信。1971年からはFM東京の音楽プロデューサーとして、小澤さんのコンサートの収録を手がける。小澤さんは東洋人として、ベートーベンやブラームスといった西欧の音楽をどこまで表現できるかに挑戦。2002年には東洋人として初めて音楽の本場、ウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任する。東条さんは海外ではウィーンよりもパリでの小澤さんの評価が高いのを実感しており、フランスのオペラ劇場の音楽監督になっていれば、より小澤さんの才能が発揮できたのではないか。と語った。
講演会終了後、場所を牛久シャトー(写真・上)に移して東条さんを囲む懇親会。17名が参加。北海道、名古屋、福島からも会員がかけつけた。ゲヴァントハウスのメンバーは60才から80才代。職業も小生のような年金生活者から学校教師、研究者と多彩。
私はTDKで宣伝の仕事をしたが、1971年、TDKは東条さんがプロデュースしたクラシック生収録番組のスポンサーになった「TDKオリジナルコンサート」である。東条さんとは50年以上にわたる長いお付き合いである。小生82才、東条さん85才。元気でお付き合いできる幸せを嚙みしめた一時でもあった。
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